富山第一銀行の講演会が、オークスカナルパークホテルで、7月2日にありました。
普通銀行20周年記念事業ということで、この時期にタイムリーな人が講師として来られたせいで、会場は1,100人の人で埋め尽くされました。
私は、30分以上前に会場入りしたので比較的前の席に座れたのですが、立って聞いていた方も多かったようです。
竹中さんと言えば、現在、慶応大学教授であり、かつての小泉元首相の懐刀と言える人です。
経済財政政策担当大臣、総務大臣、郵政民営化担当大臣を歴任されておられます。
現在は、公人となられていますが、衆議院総選挙も近いことから、きわどい話も出るのかなーと期待をしていました。
本人も、「言いたい事を言える立場なので言わせていただきます」とおっしゃっていたのですが、結局はそんなきわどそうな話はありませんでした。
「今度は、政権交代は起こるのではないかと思うが、民主党がなってもすぐには変わらないし、自民党と民主党がごちゃごちゃになる可能性もある」
ま、いままでよく聞いたことのある話ばかりで、あまり新鮮味はありませんでした。
それよりも、私が気になったのは、「小泉改革は正しかった。」という表現を何回も使われていたことでした。
政権交代がされ、次の政治が誕生していくと、小泉元首相のことも忘れ去られていきます。
また、その当時の政策に対する批判もたくさん出るはずです。
その時、おやりになったことを正当化しようとするような感じに聞こえてしまったのは私だけでしょうか?
政治が正しかったどうかというのは、1年後、3年後、5年後に出るものではないと思います。
10年ぐらいの後に、小泉内閣の方針が良かったかどうかがわかります。
長い目で見て判断する必要があると思われますが、今の状況は待ったなしです。
今こそ、強い指導力で国民を引っ張っていくリーダーが求められているのかもしれません。
そのような政治家が現れることを望んでいます。
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