日本の首相が、イタリアで行われるサミットに満面の笑みをたたえながら出かけ、地方選挙の最中とは言え、8月には行われるであろう解散総選挙の影響はどのように出るのでしょうか?
10年や20年前であれば、中小企業の親父がそんなに気にすることはなかったかもしれません。
しかし、日本の総人口が減少に突入したり、結婚しない、もしくは晩婚化が進んでいるこの日本で「どうにかなるだろう」と悠長なことを言ってられないような状況になっているのではないかと思います。
日本は戦後ずーっと右肩上がりの経済成長を続けてきました。
私が生まれた1960年は高度成長が始まったそのときです。
経済が成長していくということが言わなくてもいいくらい、忘れていてもいいくらいの時代であったと思います。
ところが、ここ最近は経済成長するということができるのか?また、そうすることが日本人や自然環境などにとっていいことなのかということが疑問に思う人たちが増加してきました。
自然回帰、レトロ回帰、田舎暮らしなどを求める人たちが増加しています。
このような中で、今回の衆議院総選挙。
変革を求める人たちが、どのような審判を下すのかが気になります。
政権交代を狙う民主党も、ごたごたしています。
しかしながら、そのことで自民党の立場が優位に立つとも思えません。
しかし、政治が我々民衆の総意の方向に行くようでなければなりません。
我々はどうなりたいのでしょうか?
私が思うに、日本人は価値観を変える時期が来たと思っています。
沢山のものに埋めつくさえ、便利な商品を買い続けてこられた日本人。
物を所有することに価値観を置いていたことが正しくなく、人間本来の生活を送り、自然を大切にする心を持つことがこれから要求されていくのではないでしょうか?
たとえば、家を所有するということが右肩上がりの経済では資産の面でも良かったかもしれません。
これからは、今までの人類の資産を有効に活用し、適切な時にその環境なり、居住なりを活用する。
そのように考えると、生活そのものも変化します。
混迷を続ける政治の影響は、我々の価値観までも変えるほどのインパクトがないといい方向にいかないのではないかと思います。
政治の変革を待つか? それとも、自分たち自らが変革していくか?
政治には期待したいところではありますが、永田町はそんなに変わらないような気がするのは私だけでしょうか?
[0回]
PR