週末を利用して、家族4人で車で石川加賀市へ 。
加賀中央病院の特別室に父は入っていました。
顔を見てびっくり・・・
鼻はつぶれ、頭には包帯、前歯は一本もありませんでした。
首から先が動かないように型の中に入っていました。
先生の説明を受けてまたびっくり・・・
顔面を強打したお陰で、首の脊椎が損傷している可能性があるとのこと。
現在、下半身の感覚がなく、手も不自由。
首から上が腫れた状態なのでなんともいえないとのこと 。
現在、低温療法をしているとのことでした。
このままの状態だと、良くて半身不随、車椅子生活なる可能性が
あるとのことでした。
目の前が真っ暗に・・・・
様子を見るしかありません。
富山に帰って、その日は泊まり、翌日埼玉に帰りました。
それから2週間経ったころ、腫れもだいぶ収まり、痛みも少なくなって
きたので、富山へ搬送することになりました 。
医者、看護婦が付き添い、無事に富山市市民病院へ・・・
ちなみに、搬送代は15万円だったと思います。
事故から1ヶ月ほど経った段階で、本格的な治療が始まりました。
お陰さまで外傷は治っていったのですが、自立歩行が出来ない状態でした。
埼玉から病院へ通う生活も2ヶ月経過したとき、父親から「富山へ帰ってきてほしい。最後の頼みだ。」と涙ながらに言われました。
当時、食品会社に勤めており第一線で働いていた私にとって、富山に帰るということは、収入も地位も捨てて帰るということです。
妻と話しをして、富山へ帰る決心をしたのが2月下旬でした。
[3回]
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