地域経済を研究している日本政策投資銀行のエコノミスト、藻谷浩介氏の言葉。
「もはやほしいものがなくなった」ところに、「所得の伸び悩み」が加わり、消費の不振が続いた・・・・とは日本の消費不振の説明としてしばしば用いられる慣用句です。
氏はそうではなく
、「消費が不振なのではない。消費者が不足しているのだ。」
と・・・
沖縄のGMS(総合スーパー)の売り場の例を出して説明をされています。
通常、家電売り場は2階以上の上層階に置くのが通例です。
それを沖縄では、1階に置いて消費者、特に購買決定権のある女性にターゲットをおいているそうです。
沖縄の人口は増加傾向にあり、消費活動が活発です。
それをあえて通例通りにしないで、消費者側により近い場所へ家電売り場を持っていく。
女性は食料品の買い物のついでに最新の家電を品定めすることができます。
購買しようと思う消費者に商品、サービスを消費者のより近いところに届け、利便性を図る。
不況の中でも、順調に売り上げを伸ばしている会社もあります。
何が違うのかというと、
購買、サービスを受けたいと思う消費者に自分の会社が到達していないということだと思います。
自ら需要を創造していない、または、現状に満足することなく市場に語りかけていなかったのが原因ではないでしょうか?
当社もまだまだそういう意味では反省すべきところもあります。
自分たちを求めている顧客へまだまだ届いておりません。
全社員を上げて取り組んでいきます。
そして景気に左右されない企業体質を作っていきたいと思います。
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