7月15日、ダイケンホームが倒産しました。
不況倒産という形なのでしょうか?
ピーク時の売り上げが17億円。昨年の後半からの不況で、13億円まで落ちてしまい、倒産という形になったようです。
受注物件が建築中と未着工の分を合わせて約20件あるということです。
このお客様は本当に御心中をお察しします。
最悪の場合、手付金や着工分が完成しないという事態になります。
どこか、関東のほうでも地場ハウスメーカーの倒産があったときには、着工途中のままの物件の工事を引き受けてくれるハウスメーカーがないそうです。
独自の建築方法を採用しており、技術的に、また保障問題等で引き受けられないそうです。
当社には、この影響は直接はありませんでした。
しかしながら、当社取引先で被害を受けた会社があります。
約1,500万円。
中小企業にとりましてその額は大きすぎます。
しかしながら、個人資産を吐き出しても立ち直れるのであれば応援したいと思います。
今回の件、その会社にとりまして不幸にも襲いかかってきた災難と言うしかありません。
技術的にも、社長の姿勢も本当に優れた会社です。
真面目にコツコツと事業を行ってきた会社にも災難は襲ってきます。
今回の倒産は、富山県の独自性が失われていくきっかけになる可能性があります。
富山県は全国的に見て、ナショナルチェーンのハウスメーカーのシェアが低いという特徴がありまあす。
地場のハウスメーカーが頑張っている地域です。
その会社が倒産したということは、他の中小ハウスメーカーも資金繰りに相当困っているという証拠なのかもしれません。
昨年から融資を受けることのできた、県の中小企業向け融資で一息ついたのもつかの間。
そろそろ資金が不足する頃です。
家を建てようとお考えの方。ハウスメーカー選択は慎重にしなければならない時代になりました。
安ければいいということだけではなく、そこにこれからは、「つぶれない会社」という選択肢を加えなければなりません。
「建築してから10年間、そのハウスメーカーが倒産しないか」から「建築中に倒産しないか?」
厄介な時代になりました。
今が時代の変化の潮目なのかもしれません。
[0回]
PR