最近、「植物工場」という言葉をよく耳にするようになりました。
その名の通り、「植物を作る工場」とことになるのですが、大手企業では1970年代から研究をしていたようです。
工場ですから、北海道のような広大な土地に大型農業機械を使って単一栽培をするわけではありません。
研究段階のころは「地下室」だったり、「屋上」だったりさまざまだったようです。
最近では、完全閉鎖型から半閉鎖型まであります。
完全閉鎖型は、太陽光を使わず環境の制御で周年、計画生産出来ます。
半閉鎖型は、太陽光を主に利用して、こうもりや太陽が弱い場合に人工の光源を利用して周年、計画生産が出来るものです。
植物工場は立地に制限がなく、工業団地や空きビル、商店街、倉庫などでも設置が可能のので、地域活性化などの面でも注目されているようです。
私の取引先の会社が、現在、LEDを使用した「半閉鎖型」のビニールハウスを富山市婦中町の旧工場跡地に設置されました。
この会社は、電気制御部品や、装置を生産している会社ですが、どうやら研究と開発を目的として、システムごと販売しようということなのかもしれません。
また、LEDを使用した表示装置を開発している、セト電工業㈱様も研究を進めているとのことでした。
(実は、私の元会社で現在でも南雲社長とはお付き合いさせていただいております)
すでに「植物工場」を建設し、生産しているほとんどの工場は、太陽の代わりとなる光源は蛍光灯になっています。
ところが、この蛍光灯、熱を発生します。
さらに、変圧器がもっと熱を出します。
そのために温度調節のため、エアコンの電力が馬鹿にならない。
そこで、LEDということになるのです。
熱の発生を抑え、さらにその植物が好きな色を出すことができます。
そのための研究。
夢が広がりますね。
先日、富山県民会館に行ったときに「植物工場が行く」というキャンペーンをしていました。
植物工場の普及目的で、実際の機械を持ち込んで展示していました。
富山県でもまだ行われるようです。
下記のホームページにアクセスすれば、開催場所、日程がわかりますので是非参考にしてください。
主催団体は経済産業省 中部経済産業局です
http://www.plantfactory-chubu.com/demo/index.html
[0回]
PR