BIZネットという、中小企業診断士、税理士、行政書士さんなどが勉強会をしています。
毎月1回第2土曜日に行われていまして、発表者が意見を述べます。
その後、参加者の自己紹介となり、散会となります。
今回は久しぶりに参加しました。
私の友人で現在富山第一銀行にいる、N氏の紹介でタイミングが合えば参加するようにしています。
その自己PRでのこと。
景気に左右されていない企業が富山にもたくさんあるということでした。
私も、そう思います。
いま、「当社は景気がいいよ。」と大きな声で言えない雰囲気があります。
今年初めに参加させていただいたときに、私が述べたことは、「昨年(平成20年)の1月から潮目が変わった。実際にはリーマンショックは9月だったのですが、それよりも前に感じていました。」ということを述べていました。
弊社の売り上げの変化、電話の本数などから私が感じたことでした。
「このままではじり貧になってくる。何とかしなければ・・・」
そこで、以前から手をつけていなかった、「リフォーム事業」へ本格参入を図りました。
体制を整ったのが昨年7月。営業担当者を一人採用しました。
ターゲットは既存客です。
当社の決算は6月なので当初から今期は人件費の増加で赤字覚悟をしていました。
まずは、仕入先の選考からスタート。
1か月程度、かかりました。
9月に入り、少しづつ受注できるようになりました。そこでまた、現場監督できる人材を採用。
ちょうど、リーマンショックで全世界がおかしくなってきた頃です。
製造業や建設業で受注が減り、100年に一度の不況と言われる時に、世の中と逆行するようなことを行いました。
その時に、「不況と言われている時だからこそ自らお金を回さなければならない。お金を貯めるような判断をしてはいけない。」と思ったからです。
当社は創業10年目で節目ということもありました。
結果は、
昨年対比30%以上の売り上げUPをしています。
リフォームのお客様はリーピーターの方がほとんど。
当社ライフサービスのお客様は当社の性格上、様々なことを要求してこられます。
ほんのちょっとしたことの悩みを解決してあげるのが当社の役割だと思っています。
その、ちょっとしたことをまとめるとお客様の真に不満だという住まいの事が見えてきます。
それをそのお客様の余命を考えて、ここまでの提案、ここまではしたほうがいいという提案をしています。
年齢のこと、家族構成のことはズバリ言うようにしています。(信頼関係がないとなかなか言えませんが・・・)
その結果、リフォームということになり、工事をします。
ほとんどのお客様は納得しておられますから、とても満足されます。
そのお客様にとりまして、不況とかいうことはリフォームをしないという理由になりません。
「本当に不況なのか?」
日本人の貯蓄額が多いにも関わらず、工業生産だけを見て「不況だから・・」というのはおかしいと思います。
お客様は納得できるお金の使い方をしたいだけなのです。
そのために、そっと肩を押して一歩前に出してあげる。
我々の役目をしっかり果たせば、不況など関係ありません。
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