3月14日、富山経済同友会の講演会で、千本倖生(せんもとさちお)先生の講演会がありました。
私はこの方の名前すら初めて聞く始末でしたが、第二電電を創業した稲盛和夫さんと創業された方という、とても有名な方だったのです。
先生は京都大学出身で、旧日本電信電話公社に入社。部長という管理職として42歳まで登りつめた時、「これからは無線通信の時代だ」という強い思いを持たれたそうです。
その件を社内で話しするも聞き入れられず、当時「京都セラミック」と言われていた京セラの稲盛社長にお話しを持ち込んだそうです。
その時、社内留保金を2000万円ほど持つ優良企業となっていた京セラですが、その半分を無線の新しい会社に投資しないかと、持ちかけ、実現して「第二電電」という会社を共同創業。
社会からは白い目で見られ、絶対成功するはずがないとも言われたそうです。
現在はKDDIという会社名に変わっていますが、その名を知らない人はほとんどいないまでに成長しています。
その後、DDIセルラー(現在のau),DDIポッケット、ワイモバイルなどを次々と創業。
現在は「株式会社レノバ」というメガソーラー、風力、地熱、バイオマスなど再生可能エネルギー電源の開発を手がける会社の会長として活躍されています。
演題は、「アントレプレナーシップ(起業家精神)について」だったのですが、重要な点を挙げてらっしゃったので、それを書き込んで終わりにいたします。
1.新しいトレンドは何か?世界全体を見て判断せよ。
経営者自ら現地に出向き、見識を広めることが重要。
2.強烈なチームを作る
用意周到に計画書を作る。(ビジネスプラン)。どこに問題があるのかを最初から想定して置くこと。
3.リスクを取る
経営者は「怖がり」でないとダメ。慎重な人ほど成功する。
4.イケイケどんどんは失敗する
5.判断に迷うとき、元の地点に戻る
「原点返る」。これは社会のために役立つことなのか?
6.一旦決めたら、徹底的に実行する
7.これからのトレンドは「グリーンエネルギー、バイオマス、洋上風力」
8.「世界を見ろ」
人には3つのパターンがある。
一つ目。「何が起こっているのかわからない人」<5割>
2つ目。「起こっていることは理解できるが、行動しない人」<4割>
3つ目。「メイクットハプン」行動する人。<1割>
新しい事業をするには、「どのような人と出会うか?」。
どのようなマネジメントチームを作るか?強烈なマネジメントを作れるか?
決してワンマンは必要ない。
参考にしていきたいと思います。
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