「独立して成功していますね」と言われることがあります。
「はあ、まあ、お陰様で・・・」とついついいい加減な返答をすることがあります。
そう言われた時の自分に自身が持てていないからです。
「成功者」とは一体どう理解すればいいのでしょうか?
収入? 地位? 企業規模? 従業員数?
どれなのか結論できません。
私の場合を考えてみましょう。(ちょっと自慢話ににもなるのかもしれませんが、了解ください)
まず、収入。
11年前、サラーリーマンをしていたころの収入は6年ほど前に超えました。
現在は、年収があっても手取りが少ないのに驚いています。
地位。
独立したので、代表取締役です。いわゆる社長というやつです。
社会的に見ても評価はあるのかもしれません。
企業規模。従業員数。
便利屋という性格もありますので一概に世間一般と比べることはできませんが、日本の同業者の中でも従業員数は多めの20名。売り上げも2億円と多いほうだと思います。
2年前に税務署から調査に入られたのですが、その理由が「便利屋という業でどうしてここまで売り上げを伸ばしているのか疑問だったので資料として調査したかった」とのことでしたのでトップレベルなのでしょう。
これらをすべて含めて「成功者」と定義できるのかもしれません。
また、その解釈でいいのだと思います。
しかし、私自身は少し疑問があります。
「自分は本当に社会に役立っているのだろうか?他にできることがあるのではないか?」と考えてしまいます。
そういう意味では「成功者」ではないのではないかと思います。
真の成功者は、常に目標を持ち、そこへたどり着こうと邁進している人。
成功したとは思いたくない人。
現在は、通過点でしかないと向上心の塊のような人。
事業だけではなく、趣味、芸術などの分野でも同じではないかと思っています。
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