今日、興味のある記事を目にしました。
私の母校中央大学の先輩である、イトーヨーカドー代表取締役会長兼CEOの鈴木敏文さんの言葉です。
「商売は心理や感情で動く」
「消費の飽和時代には、欲しい商品を積極的に探し出す”目的買い”より店頭で商品を見て、これなら買おうという心理が働き、手が伸びる"衝動買い”が主流になる。」
「不景気の時代に突入し、財布のヒモが固くなればなるほど、顧客の心理により強く訴えなければならない。」
さすが、我が先輩。 私もそう思います。と、えらそうな事を言える立場ではありません。
不況の中でも売上、利益を落していない会社がたくさんあります。
その会社には、独自の道徳観と、宗教観があると思います。
この二つを持った経営者は、現在の事業だけではなく他の分野の経営をしてもうまくいきます。
なぜなら、道徳、宗教は人間が社会生活をしてく上で最も基礎的な身につけておかなければならないものだからです。
いずれも、義務教育の学校ではなかなか積極的に教えにくい風潮にはなってはいるのですが、今こそ若い人たちを含めて勉強し直ししたほうがいいと思います。
金融工学という新しい商品が世界不況を作りだしたことは周知の事実です。
お金という商品の中に工学という考えをとりいれたこと自体は問題はなかったのかもしれません。
しかし、道徳観(欧米では倫理感といったほうがいいのかもしれませんが)がなかったのではないかと思います。
「商売は心理や感情で動く」
「あの会社はどの従業員に会っても気持ちよく挨拶してくれ、さやかだ。」
「あの会社に頼めば、間違いがない」
お客様が心地よく感じていただけ、自然に宣伝してくれる。
このような心理状態、感情、好意をお持ちいただけるように常に経営者自ら学び、実践する。
古い建物などを見て、感動し、先人を尊敬し、いにしえに思いをはせる心。
自然に感動する心。
結果、不況に強い会社になれるのだと思います。
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