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先日、富山経済同友会の経営道場で北陸電力久和社長の講演がありました。
経営道場は通常、20名ぐらいで勉強会を行っているのですが、今回は拡大会議ということで150名程度の参加者がありました。
東日本大震災後の北陸電力社長の話とあって、大変興味深いものとなりました。
福島の現状と原子力の位置づけ、再生可能エネルギーとの折り合いのつけ方、今後の電力事情についてのお話でした。
結論から言えば、「国のエネルギー政策は、国民生活、産業活動に非常に大きな影響を与えるののであり、結論ありきではなく、しっかりとした事実やデータの検証をもとに、国民的な議論を十分に積み重ねていくべきだ」ということでした。
資料も福島原発の現状、事故終息に向けた工程表、志賀原発の安全強化策、ストレステストの評価内容、原子力の位置づけ、再生可能エネルギーの特性と核国の取り組み状況、発送電分離について、オール電化のメリットなど、一般消費者に大変判りやすい資料となっていました。
ここからは私自身がこの講演を聞いて思った意見です。
電力会社は、エネルギーの供給責任があります。
それを達成するには、現在のところ、原子力しかありません。
冷静に考えてみましょう。
このまま原子力を止めてしまうのが国策にかなうのでしょうか?
現在日本を取り巻く環境は、日本で生産を続けることが不利な事象が発生しています。
円高で、株価が世界同時安となっています。
日本自身の実力があるということではなく、先進国が駄目になってきているだけです。
そこへ、電力というエネルギーの問題がいまだに解決していません。
日本の企業はますます海外生産へシフトしていくに決まっています。
そうなると産業の空洞化が起き、雇用も生まれません。
そしてデフレから逃れなれなくなっていくのです。
しっかりとした事実やデータの検証をもとにして、もう少し冷静に判断して行くことが必要なのではないでしょうか?
太陽光発電や風力発電だけで日本の電力、日本のエネンルギーを賄っていくことはできません。
原発はいま、人間の手からこぼれ落ち、神の領域になってしまいました。
でも、再び人間の手に戻すことは、人間の努力と技術革新で出来るのではないでしょうか?
これを超えたところに本当の日本の繁栄があるような気がします。
日本人自らが許容して原発を稼働し続けることが残された道であるような気がします。
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