液状化で傾いた家に住むと健康被害が出る

東日本大震災で新興住宅地である、浦安市では深刻な液状化現象がみられ、倒壊はしていないけれどもわずか０．８度以上傾いた家に住み続けると、頭痛や耳鳴りがしてくるそうです。

今回では、浦安市ばかりではなく埼玉県でも起こっていました。

原因は、液状化対策がされていなかったことにつきますが、やはり元の土地がどのような状態であったのかということが重要であるようです。

浦安市の新興住宅地のほとんどは「海」でした。

埼玉県の久喜市の例は、池や沼地だった場所を住宅地にしたことが原因になっているようです。

さて、それでは富山県ではどうなのでしょうか？

「海」だった場所を住宅地にした場所と言えば、｢射水市堀岡」地区の埋め立て地。

現在、必要性が疑問視されている富山新港の開口部を結ぶ橋が建設されている場所です。

詳しくは調べていないのですが、可能性がある地域ではないかと思われます。


もっと身近な地位ではどうでしょうか？

調べる手段はあるのでしょうか？

あります。

古い地図を見てみることです。

現在自分が住んでいる地域は山を切り崩した場所なのか？深い谷だったのか？それとも池だったのか？

気になりますよね？

かつて神通川は蛇行をしていて婦中町ねむの木あたりから砂子田付近を通過し、金屋で井田川と合流し、五福の町内を通り、現在の神通大橋付近へ流れていたそうです。

これが、神通川の源流？元流だとしたら、我々先祖の人たちはその激流の被害のない高台（小高い丘）に家を建てたと思われます。

その場所こそが自然災害に遭いにくい場所と言えると思います。

終の棲家と言います。

１００年住宅、耐震性の高い住宅を建てるのもいいのですが、その土地がそもそもどのような状態であったのかを検討材料に入れるのもいいのではないかと思います。