6年前、東北で地震が発生。
午後2時46分。
私はこの時、富山刑務所で見学会を終え、説明を受けている最中でした。
富山は体に感じる地震はほとんどありませんが、刑務所の事務所は頑丈と言うのにも関わらず、随分揺れを感じました。
その後、大地震が東北で発生したということを刑務官から聞き、早めに切り上げて車で帰りました。
車の中でテレビをつけ、NHKのアナウンサーが説明をしていました。
会社に帰るなり、テレビをつけたら、今度は津波の映像。
人や車、家が飲み込まれる生放送を見て、「これは大変な災害だ」と思いました。
その後、どうやら原発がやられていると情報が・・・。
津波も大変でしたが、原発の方がもっと大変な事態になっていくのが映像に映し出されてきました。
「メルトダウン」という聞きなれない言葉。
翌日には水蒸気爆発した映像も・・・。
あれから丸6年。
富山はその時、とても寒かったのを覚えています。
復興は徐々にされているとは言え、その道のりはとてつもなく長い時間が掛かります。
今週、出会った方に、発生当時どこにいたかと言う話を伺いました。
ある方は、東京の品川のほうのオフィスにいて、強い揺れで隣のビルが自分たちのビルに倒れるのではないかという恐怖を味わったそうです。
帰宅時間になったとき、会社内にいる選択肢もあったようですが、4時間かけて自宅まで歩いて帰ったそうです。
その道すがら、住民の方から「炊き出し」を頂いたそうです。
もちろん無料。日本人の思いやりをつくづく感じたそうです。
特定の誰のためではなく、自分が出来るだけのことをする精神。
非常時に国民性がでるお話しですね。
もう昔のように感じる大震災も、まだ6年しかたっていません。
今一度、あの時の情景、そして必死で生き抜く日本人を思いだす1日にしたいものです。
[0回]
PR