3月10日に富山国際会議場にて総務省と富山県が主催した「テレワーク推進地域セミナーin富山」に参加してきました。
「テレワーク」とは、英語で[tele(遠く離れて)とwork(仕事)とを合成した言葉で、「在宅勤務」や「移動しながら仕事をする(モバイルワーク)、、最寄りの出先の場所(サテライトオフィス、テレワークセンター)で働いたりするというような労働の形態を言うそうです。
また、雇われて勤務するだけではなく、自宅などを拠点に自営で働くことも、テレワークに含まれるとのこと。
要するに、情報通信技術を活用することでわざわざ職場に行かなくても仕事をすすめるということです。
富山県内の企業で導入している三協立山アルミの事例発表がありました。
導入のきっかけは、社長の鶴の一声。社長に天から何かが降りてきて、ある日突然担当者が呼ばれ、「検討せよ。いや、導入せよ」ということになったそうです。
実施に当たっては、労働組合、中間管理職と話し合いをして、「残業アルミ」と言われていたほど「残業する」ことが会社貢献だと思っていた「会社風土」までも変化させることを決意。
ワーク・ライフ・バランス宣言=仕事と生活の調和
全社一斉ノー残業ディー
年間4日間の有給休暇付与
メモリアル休暇の新設
意識啓発ポスターの掲示
などを実施し、導入に踏み切ったそうです。
在宅勤務という方法を採用。
育児や介護が必要な人。通勤が困難な人を選び、特定の仕事をしている人を対象にしたそうです。
背景には、優秀な女性の退職を食い止め、障害を取り除くことにより、また、職場復帰をさせるとということが狙いのようでした。
そのために、テレワーク用のシステムを採用して、自宅でパソコンを操作してもデータが保存できない「仮想PC方式」を使用しているそうです。
昨今、女性の社会進出が多くなってきているとはいえ、結婚や出産、夫の転勤などで退社せざるおえない方も多いのは事実です。
自立していたいと思う女性で結婚をしないということを選択している人も私の周りにいます。
私どものような中小企業でこの「テレワーク」を採用出来ることではありませんが、このような形態で仕事をしていく環境を理解し、応援する気持ちは持っていなければならないのではないかと思いました。
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