昨日、当社に来られた電話会社の方から「最近、貴社の車を良く見かけますよ。ついこの間も私のお客様の向かいの家に車が停まっていました」と喜ばしいお言葉をお伺いしました。
「いやぁ、それは当社と取引をしているから気になるのではないですか?」
と、お返事をしていましたが、
「そういえば昔、赤い車を良く見かけました。便利屋さんだったと思いますが・・・・」
「それは私が最初に加盟していたフランチャイズの時の車ですよ」
「そうなんですか?それは知りませんでした」
「フランチャイズを脱会して現在に至るですが、私の経験上、人口10万人当たり月間売り上げは100万円が目安で、それ以上の売り上げを上げるには、業のどこかをもっと力を入れないとダメです。そこで、私が取り組んだのがリフォームだったのです。社名を前面に押し出し、リフォーム事業を本格化させてきて、現在に至るです」
納得して頂いたようですが、便利屋さんの業態のまま、事業を続けることは無理ではないのですが売上の面からいくと不安定で、数年で倒産してしまいます。
また、優秀な人材が集まりにくいのも難点です。
事業自体は借入も少なく、設備投資もあまりありません。
少額で始められる点では誠にいいのですが、継続する企業体が少なすぎます。
結論から申し上げますと、継続は難しい、です。
私は富山市を中心とするエリアから始め、高岡市にも進出し、お店を構えました。
しかし、売り上げは伸びす、赤字店舗と化してしまい、3年ほどで撤退しました。
富山で始めたことと同じように事業を行おうとしても、無理だったのです。
地域密着のコミニュケーションビジネスであることに間違いはありません。
現在の当社。売り上げベースで申し上げますと、便利部門は全体売り上げの20分の1しかありません。
しかしその部門を止めようと思っていません。
それは同業他社さまとの唯一の「差別化」のツールだからです。
リフォーム業にはたくさんの優秀な会社があります。名前も良く知れ渡っている会社さまには知名度ではかないません。
商品でも差別化はできないのが現実です。
であれば、他社にない業務があるということを売りに使用したほうが、差別化につながります。
「便利屋さんですか?」と言われたら、素直に「そうです」とは言えませんが、特色の一つとして、差別化の一つとして「はい、便利屋さん部門があります」と胸を張って言えます。
「新築もするの?」
「はい、今年度は2棟の契約を頂き、現在建築中です」。
「建てられるの?」
「はい、過去4棟の実績があります」
「じゃぁ、便利屋さんではないね」
「はい、そうですが便利部門は当社の特徴の一つです」
「じゃぁ、何屋さん?」
「えーっと、・・・・。業のくくりが見つかりません」
業務を書かされるとき、いつも迷います。
免許を所有しているもので書くとすれば、「建設業」になるのですが、いまいちしっくりきません。
だれか当社にふさわしい業態のくくりを考えてほしいものです。
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