先週に発覚した「中国商品工場」の不祥事。
中国当局の潜入調査で明らかになりました。
・カビの生えた冷凍肉を表面を切り落として利用。
・消費期限切れの肉を使う
・床に落ちた商品をラインに戻す
・機械からはみ出したミンチ肉の塊をそのまま機械に戻す
・商品検査の時に素手でより分ける
映像にあった行為のほかにはもっとひどいものもあったのではないでしょうか?
世界的な食品製造の基準であるHACCPをクリアしている近代的な工場でなぜ?
床は毎日清掃しているからいいのだ。
手は消毒済み。
どうせ加熱処理するから。
そんな言い訳が聞こえてきそうです。
我々はそのように加工された食品を食べることは、外食産業だけではなく食卓に出される惣菜でもあり得ることです。
何を信用して食べればいいのか?
世界的な基準に沿って製造していることは「信用できる」ということにはならないのでしょうか?
今回のことは、そこで働く人の「モラル」と「企業理念」の問題として考えるべきことのように感じます。
私たちは毎日、生活のため、家族のため、世間のために働いています。
働くことにより「報酬」を会社からもらい、お金をほかの商品やサービスに変えます。
「もっとお金がほしい。」
経営者であれば、「会社を大きくしたい」と思うでしょう。
その時に欠如するのが「モラル」、「道徳心」だと思います。
目的達成のために何をしてもいいんだ、と思ってしまう自分たちを何とか思いとどめ、「より良いものをお客様に届ける」という一心が大切だと思います。
その気持はすぐ備わるものではなく、時間をかけて培われるものではないかと思います。
私たちは長い年月をかけて道徳心を身に着け、より良い世の中にする努力をしていかなかればなりません。
「
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