「氷水をかぶるか、100ドルを払うか?」
最近、誰それがかぶったと言って話題になっていますね。
もともとのキャンペーンは、難病であるALS(筋萎縮性側索硬化症)という研究を支援するものだそうですが、最近はイベント化してしまっていますよね。
動画をネット上にアップした人もかなりいます。
暑いこの時期、さぞ気持ちいいだろうと思いますが、秋、冬に向けてもするのでしょうか?
そもそもその病気のことをみなさん知っているのでしょうか?
24時間以内にやれというルールだけで行った人もいるのではないでしょうか?
本質から遠ざかってきている感じがします。
そんな折、ビートたけしさんも同様の発言をされています。
「熱湯風呂に入ってお金をもらっていた自分がなぜ、冷たい水をかぶって、しかも寄附をしなかればいけなのか?」
「そもそも寄附は黙ってやるものだ」
同感です。
実際、たけしさんもアフリカに学校を作るための寄付をしておられます。
それは、「売名行為」とはほど遠いもので、静かにおやりになっている印象です。
ブームの火付け役は誰か?はよく知りませんが、本質からかけ離れてしまった現在の姿は、むしろ滑稽にし写ってしまいます。
ボランティアや寄附という行為は、誰からも強制だれることなく、自主的に行うものだと思います。
きっかけは必要です。
でも、心の底から湧き上がる強い気持ちが必要で、その心が人を動かすものだと思います。
今回の「イベント」。どこで幕切れとなるのはわかりませんが、こんな「ねずみ講」のようなシステムが早く終了することを願います。
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