先ごろ、理化学研究所から発表がありましたが、STAP細胞はなかったという結論が出されました。
夢の万能細胞とも言われ、医療や再生科学の面でも注目を浴びましたが、とても残念な結果になりました。
この事件が発生したのは、2014年1月30日。
小保方晴子氏が英科学誌ネイチャーに掲載したことから始まりました。
30歳過ぎのかわいい「ムーミン」のような女性の研究室や割ぽう着を着た姿を、マスコミはこぞって掲載し、一躍時の人になったのです。
女性だった、かわいかったということが悲劇を生みます。
理研もそれを利用していた節も見受けられますが、そのうちに、どうもSTAP細胞はないのではないかと言うことに気づき始めます。
理研は4月1日に論文の不正を認定します。
小保方氏は論文の不正を認めず、実験の検証へと進みます。
ついに7月2日、ネイチャーは論文を撤回します。
小保方氏を含む理研のチームで実証実験が始まり、ついにはSTAP細胞はないという結論になったのです。
この間には、小保方氏の上司でもあり、そして共同執筆者で、そして我々が一番気になる男と女の関係でもあったとされる、笹井芳樹副センター長が理研内で首をつって発見されてしまいます。
これによりSTAP細胞が存在するという強力な後ろ盾を失い、事件は「ない」という方向に突き進んでいきました。
そのそもこの小保方晴子氏の論文の科学的根拠を理化学研究所が確認していたのでしょうか?
おそらく、副センター長が後ろにいたのでやらなかったのでしょう。
今回の事件、理研の体質による不手際のような感じがします。
小保方氏はまだまだ若く、その後ろ盾になった方と親密な関係になってしまったことが、科学者としての根本を見失い、それを理研側でも制御できなかったということではないでしょうか?
「STAP細胞はあります!!」と言い切ったあの顔は、もし演技が入っていたとしたら、本物の偽善者です。
私は、あと数年したら「STAP細胞はありました」という科学者が現れ、今回の事件をプラスマイナスにリセットすることを願いたいと思います。
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