昨日夜、11時ごろ、元プロ野球選手清原が逮捕されました。
やっぱりか、と嘆く声がある中、プロ野球選手を目指す少年野球選手に与える影響を考えたら失望感を覚えるといった声もあります。
元々、現役時代から薬物の疑いがあったということですが、あの恰好や風貌は普通のプロ野球選手だったということすらわからないものだったと思います。
人を容姿で判断するのはダメかもしれませんが、少年の憧れとしての人物には程遠い感じがしますよね。
昨年も覚せい剤疑惑が報道されていました。
警察は状況証拠を収集するのに時間をかけていたのでしょう。
真っ黒だということは判っていた、今回の逮捕。
チャゲアンド飛鳥の飛鳥が逮捕されてから少し経過してからの逮捕も、覚せい剤抑止のために大物を逮捕するという警察の計算も見え隠れします。
私は、保護司をしています。
平成28年6月までに、刑の一部執行猶予制度が始まります。
裁判所が3年以内の懲役刑や禁固刑を言い渡す場合に、その刑期の一部分について、その執行を猶予するという制度です。
今までは、実刑と刑の前部に対し執行を猶予するという判決しかありませんでした。
それが最初から執行猶予を付けた実刑判決がされるようになるわけです。
対象者は、初犯者、薬物使用の累犯者です。
現在、保護司も研修を受け、薬物依存者の性質などを勉強しています。
また、薬物を使用しないようにする啓もう活動も積極的に実施していくことに決定しています。
このようなことがある中での、今回の大物の逮捕。
報道が盛り上がり、刑の一部執行猶予制度が認知されていくためのきっけとなることは間違いありません。
清原本人の動向はともかく、制度の認知具合に関心を持って、この事件を見守りたいと思います。
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