年末の大寒波が早めに襲来しているせいで、飛行機は完全マヒ状態。
各種イベントの来賓者が来れないという状況になっています。
さて、主題の「断熱リフォームが高齢者を救う」という内容ですが、日経PB社の「ケンブラッツ」という雑誌に興味深い記事がありましたので、今回ご紹介いたします。
次世代省エネ基準を満たしている住宅は、約5%程度にすぎないと言われています。
そのほとんどは新築物件で、新築の所有年齢層は30歳代から40歳代が中心です。
高齢者を60歳代以上と仮定しますと、住宅を取得した時から少なくとも20~30年以上経過していると思われます。
次世代省エネ基準が決められたのは1999年。つまり15年ほど前になります。
15年以上前に建築された高齢者の家は、高気密、高断熱になっていないと推測して間違いがありません。
高齢者は間違いなく夏暑くて冬寒い家に住んでいます。
暖房費も掛かります。
次代省エネ基準で年間の冷暖房費は5万2000円。
1980年の基準で9万2000円。
約4万円の差が発生します。
それ位の差は大したことはないと考えても良いのかもしれませんが、そういう問題だけにならないのが私が今回、お伝えしたい問題点です。
高齢者は温度に対し鈍感になります。
夏場、30度以上で湿度も80%程度あっても暑いと感じにくくなります。
冬場、体温が下がってきているのに気づくことができません。
脳卒中で倒れた場所で一番は、寝室で30%、便所で24%、食事中で13%、浴室で12%、外出中と言うのは21%しかありません。
つまり、約80%は家の中で倒れるということです。
家を断熱することは、脳卒中を予防する上でも非常に重要なことと言えます。
欧州では「いかに寝たきりにしないか」に最大限の労力を注ぎ込んでおり、暖かい家に住むと病気になりにくくなることは、もはや「世界の常識」となっています。
高齢になると家を建て直すことは、資金の面からいえば相当難しいことは理解できます。
現在の新築住宅の平均価格は2000万円程度。それに解体費用、その他設備や一時仮住まい費用などを入れていくと、3000万円は覚悟しなかければなりません。
男性の平均寿命は79.55歳。女性は86.3歳です。
自分の年齢と平均寿命を引いてみると、15年かもしれないし、10年もないかもしれません。
とすれば、自分たちが生活している部屋やトイレ、浴室だけをリフォームし、快適な生活、そして病気になりにくい自分を手に入れることが不可能ではありません。
当社では、そのようなお客様のリフォーム事例が多数あります。
家全体をまるごとやり替える「大規模リフォーム」が良いわけではありません。
予算が限られてくる高齢者ほど「見た目だけきれいにするリフォーム」よりも、本質に踏み込んだ提案こそが重要と考え、お客様に喜ばれています。
是非、一度ご検討ください。
リフォームはあなたの寿命を延ばします。
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