「行列ができる賃貸マンション」という記事が、日経ビジネス5月28日号に掲載されていました。
内容は、築25年の老築化した賃貸マンションの壁紙を自由に選べるというシステムを採用したところ、予約待ちの状態になったという内容です。
ご存じの通り、築10年以上経過してくると外壁や内部の什器備品などの汚れが目立ってきて、リフォームを開始していかなければならなくなります。
その頃を境にして入居率も落ち始め、70%台になります。
70%になると借り入れの支払いに不都合が発生するとも追われており、大規模なリフォームをしないと入居率が下がりっぱなしか、もしくは家賃の値下げを考えていかなければなりません。
その解決方法として「壁紙を自由に選んで頂いて、入居者のセンスに合わせます」という戦略と取ったということです。
初期投資は大家さん持ち。入居者は一切負担をすることはありません。
それが当たり、今では入居待ちの状態が続いているそうです。
一般的に言って大家さんは壁紙などは無難な色、柄を選択しますし、私たちもそれを勧めます。
そうしないと次の入居者が「いやだ」と言われたら張り替えをしなければなりません。
自分の好みの壁紙にした入居者は、結果的に入居期間が長いそうで、退去された場合でも同じセンスにの人が現れているそうです。
まさしく「逆転の発想」ですね。
奇しくも私どもの取引先である「株式会社レオパレス21」さまも壁紙やインテリアを選ぶことが出来るサービスを始められました。
これからは、万人に受ける戦略ではなく、個人のニーズに合わせたより細やかな戦略を打ち出していくほうがいいようですね。
当社も見習っていきたいと思います。
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