「自己資本比率を高めよ」。私がお世話になっている税理士事務所からよく言われる言葉です。
「この儲けはどうしてできたのか?銀行の借り入れで出来たのか?自分たちで稼いでできたのか?」
そういわれると本当に頭が痛くなります。
自己資本比率。調べてみました。
総資本に対する自己資本(株主資本と評価・換算差額等の和)の比率。
判りづらいですよね。
返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%あるかを示す数値であり、(自己資本÷総資本(自己資本+他人資本))の式で算出します。
つまり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っているということになります。
大企業だと30%台。中小企業だと10%台。
当社が税理士さんに言われる数字目標は17%です。
17%を下回ってくると赤字経営をしている確率が高くなると言われました。
私が理解しているのは、他人資本=銀行(ほとんどの場合)の割合を上げない経営を目指すということです。
会社を設立するときには、自己資本だけでは賄えるはずもなく、金融機関から借り入れをすると思います。
無事に借り入れが出来ても、借りたものは返していかなければなりません。
借りたお金を全部使ってしまえば、自分で現金を用意しておかなければなりません。
ない場合は、また借りる。
借り入れを繰り返していけば、利益は銀行の返済のために消えていきます。
何のために稼いだのか?と言う状況に陥ることにもなります。
そこを税理士さんにつつかれます。
経営者にとっては本当に頭が痛い話です。
当社は現在、ショールームや来店目的とする事務所作りをしていません。
理由は、お金がないからです。
また、それだけの投資をしても返済していくめどがありません。
現在、儲けは会社と言う法人=人に支払うか、全社員で分配をするかの方法を採用し、自己資本比率を高める努力をしています。
金利も低いし、返済していくことは不可能ではないでしょう。
しかしながら、自己資本比率が大企業並みに30%台になれば、それだけの投資をしてもいいと思いますが、まだまだ不足しています。
自己資本比率との戦いは終わりがありません。
決算に向けて頑張るしかありません!!
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