7月30日、富山経済同友会の講演会に行ってまいりました。
今回は、富山市長「森雅志」さんでした。
演題は「環境モデル都市としての取り組み」です。
ご存じのとおり、富山市は公共交通を活かしたコンパクトなまちづくりを推進しています。
代表例は、「富山ライトレール」。
http://www.t-lr.co.jp/
平成20年7月には、「環境モデル都市」に指定されています。
当初は、富山市などが指定されるような感じではなく、もっと環境にやさしい取り組みをしている都市はたくさんあったそうです。
ところが、途中から大都市、地方都市、小都市というくくりを設けたおかげで富山市が選ばれたそうです。
裏話を聞いてみないとわからないものですね。
富山市の取り組みは、基本的に公共交通の駅から半径300m程度のところに住民が住んでもらい、車を使用しない生活をするということでした。
駅には、車が止められる駐車場を設け、ライトレールに乗って買い物に行ってもらう。
無秩序な住宅開発をやめるということです。
住宅開発をすると、市道を整備しなければならない、インフラを整備しなければならない、除雪をしなければならない。
ということで、コストのかかる町になってしまいます。
JRから払い下げられる鉄道を活用して、ライトレールを導入すれば、駅も沢山増え、公共交通を使用する機会も増加するのではないでしょうか?
これからは、鉄道沿線に住む時代になりそうです。
今回は、富山環水公園に導入した船の話もありました。
森市長自ら、小型船舶免許を取得され、とても熱が入っているようです。
将来的には、中島閘門で「パナマ式水門」を通り、岩瀬カナル会館まで行くルートにしたいということです。
(この「パナマ式」で実際に動くのは日本ではここしかないそうです。)
そうすれば、帰りには富山ライトレールに乗って富山駅に戻れる観光ルートができるということです。
まだまだ、たくさんのお話がありましたが、森市長のお話しは、裏話と家族のことも入れてお話しされますので楽しく聞け、寝ている暇はありません。
楽しい講演でした。
あ、そういえば、森市長は私の大学の先輩に当たるのです。
私の大学出身者も捨てたものでもありません。
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