先日、6月27日、富山県宇奈月ニューオータニホテルで開かれた、「黒木瞳30周年記念ディナーショー」に行ってまいりました。
私、黒木瞳のファンではありませんが、たまたま友人がチケットを購入してしまって、誘ってきたので行ってきました。
富山市からは富山地方鉄道で、宇奈月温泉駅まで1時間30分ほどかかって行くか、高速道路で1時間程度で行くかのどちらかです。
今回は友人が魚津市勤務でもあったので、JR魚津駅まで行き、そこから車で向かいました。
最初に、食事を食べ、いよいよショーの始まり。
残念ながらショーの最中の写真は、肖像権等問題で撮影は出来ませんでした。
ショーで着る予定のドレスが展示されていましたのでこれで勘弁していただきます。
全国10か所で開催し、富山が千秋楽だったそうです。
実は、行く前から、少し馬鹿にしていました。
ちょっと歌を歌って、少し踊りをして、トークを織り交ぜながら1時間ちょっと・・・・
と、思っていました。
ところが、しっかり歌はうたわれるし、タップダンス、手品、早着替えあり、内容の凄い濃いものでした。
600名ぐらいはいたとは思いますが、全員の人が満足して帰られたと思います。
ショーの最中、黒木さんが「お客様に本当に感謝しています。ありがとうございます。」という言葉を何度も聞きました。
「支えてくれているスタッフ、家族に感謝します」ともおっしゃいました。
CS(顧客満足)的には、よく聞く言葉です。
しかし、私自身、黒木さん自身、ES(従業員満足)を意識されているのかなーと思うことがありました。
男性ダンサーが二人ステージで黒木さんを支えていました。
その中の一人が富山県小矢部市というところの出身だったのです。
そのダンサーの人にとりましては「故郷に錦を飾る」ということの意味もあったのでないでしょうか?
全国で10箇所。東京、大阪、神戸、福岡、沖縄など人が大勢集まりやすいところで、この富山、しかも宇奈月温泉というひなびた場所。
どなたかの熱い思いで開催となったのかも知れませんが、ESと感じてしまうのは私だけでしょうか?
当社でも、「CSの前にES」という考えを持っています。
自分たちがまず楽しく仕事をする。
そしてその雰囲気をお客様にわかって頂く。
「私たちは仕事を楽しんでいます。」
このことが伝われば、いいかなと思っています。
富山県魚津市にあった「洗足学園」とう音楽学校が潰れた施設を何か活用できないかとい発想で、故筑紫哲也さんを学長にお迎えして、開催されている、今期初の講義に参加してきました。
9年目を迎えているそうです。
私がなぜ、この会に行くのかといいますと、私の友人が、某テレビ局の営業をしています。
その彼から、「スポンサーになってくれないか」ということだったので、富山の企業が、魚津開催の「市民大学」スポンサーというのはいかかがなものかとは思いましたが、内容に興味もありましたので、これで3期目のスポンサーをさせていただいております。
今回は、俳優の「菅原文太」さんでした。
多くの著名人が過去出ていらっしゃるなかで、今回の「菅原文太」さんは異色といえるかもしれません。
「1学1農」とうタイトルでした。
現在、75歳。
堂々とした風格。
独特の間。
早稲田大学法学部部卒業というだけあって、東北人(仙台出身)らしい言葉に重みのある言葉が印象的でした。
さすが、トップを極めた人の話し方はひとの心をつかみます。
菅原さんは、名古屋市長、河村さんの後援会会長を努めていらっしゃるそうです。
きっかけは、市長が市議の報酬を減額する法案を議会に提出したところ、75対0で不成立になったことを聞いて、直接市役所に電話。
本人とはお話ができなかったのですが、「河村頑張れ・・」とエールを送ったのがきっかけで、本人のほうから連絡が入り、会長に就任したそうです。
名古屋市議は、年間1600万円と研究費とかやらで2400万円の報酬をもらっているそうです。
しかも、4年に一度の市議会選前に、退職金と称して4000万円を受け取るそうです。
これはどう見てももらいすぎ。
議員専門の方もいるとは思いますが、会社役員をしている方もいます。
そうであれば、その辺でサラリーマンや公務員や、党役員をしているより、議員になったほうがいいではありませんか?
わたしは以前、議員になりたい若者がいないと書いてもいましたが、これは許せません。
しかしながら名古屋のようなところばかりではありません。
30万円台の報酬で頑張っていらっしゃる市議もあられます。
参考資料:市議会議員報酬に関する調査結果(全国市議会議長会)
http://www.si-gichokai.jp/official/research/teisu18/pdf/housyu18.pdf
河村さんは、民主党の議員からも、共産党議員からも1票ももらえませんでした。
菅原さんが同情するのもわかります。
そして、農業の話。
菅原さんが、学校給食のことをい聞いたとき、給食の内容を決まるのは、教育委員会。
地域で出来た野菜を地域の学校給食の材料にすることが難しいということを聞いたことだそうです。
現在、山梨県で農業生産法人を作り、若者に農業をする機会を作っていらっしゃいます。
食糧自給率が5割を切って久しい日本。
これを何とかしていかなと、日本は滅びる、ということまでおっしゃっておられました。
最後に、福岡政行副学長と稲本副学長との対談がありました。
政治の裏話し、日本の新しいリーダーを誰にしたらいいのかという話や、官僚の話、全農の話などめったに聞けない話などが飛び出し、大変参考になりました。
あまり宣伝活動もしていない中、体育館には400名を超える人の熱気で時間を忘れ、勉強させていただきました。
最後に・・・
日本には今、真のリーダーたる人がいないそうです。
我々も民主党に期待をかけ、政権交代を実現しました。
しかしながら、普天間移転や、お金の問題でもはやこれまでか?というところまで追い詰められています。
今更、自民党という選択肢もありません。
この間できた新党も胡散臭い。
国の財政赤字が膨らみ続けることをしている現政権。
そのつけを孫の世代に残そうとしています。
どうしようもないところに来ています。
どうするのか?
河村市長がおやりになっているように、市政改革をして、一番小さい単位の市議会議員議員から、有望な人材を見つけていくことも必要なことなのかもしれません。
時間がありません。
人間は厄介な動物です。
家には、犬、ラブラドールの黒、年齢9歳と雑種の猫、4歳がいます。
ラブラドールと言えば、盲導犬や災害救助犬などで活躍し、大変頭のいい犬だと思います。
我が家の犬は、愛玩犬ですのでそのような実力もあるわけもなく、幼少のときに受けたしつけ教育のみが彼の覚えたものかもしれません。
1歳未満の頭の柔らかい?時にしつけられたので忘れません。
ちゃんとその時の訓練の言葉を言えば、従います。
「賢ーい」、と親バカになってしまいます。
しかし、失敗することがあります。
それは、「脱走」です。
首輪が緩いのか?それとも賢いのか?1年に一度ほど首輪をするりと抜けて、どこかに行ってしまいす。
その度に、彼の散歩コースを探しに行きます。
そして、叱りつけます。
「なぜ、脱走するのか?」と・・・・
手では殴ったりはしませんが、言葉で叱っています。
(殴ると良くないそうです)
朝、怒ってしゅんとしていますが、夜になるともう怒られたことは忘れて、尻尾を振ってきます。
だから、犬が好きなんでしょうか?
朝、怒られたことは夕方には完全に忘れています。
人間はどうでしょうか?
朝、失敗したことは1日どころか、数日間も引きずり、気分がさえないことがあります。
ましてや上司に怒られてたら立ち直れない人もあるでしょう。
私は、よっぽどのことがない限り、怒りません。
とはいえ怒りますが、一番の理由は、「ミスをした時の報告がない時」です。
人間は必ずミスをします。
ついうっかりもありますし、ミスをミスだと理解していないこともあるかもしれません。
ミスをすることは仕方がありません。
しかし、上司に怒られると思うのでしょうか?報告をしない時です。
報告を聞かないと、今後の対策がとれません。
ミスをどう捉え、今後に役立てるかが、組織の中で一番重要なことです。
だから怒ってしまいます。
次には、「自分の与えられた仕事を怠ったとき」です。
そのようなときに不思議とミスをしてしまいます。
与えられた仕事をせず、他のことばっかり興味を持ち、ちょっかいを出す。
覚えはありませんか?
人間は、記憶力が凄い。
その記憶力が過去の「怒れれた」という記憶を引っ張り出して来て、言い訳したり、嘘をついたりして隠そうとします。
報告がないことが会社にとって致命傷になる場合もあります。
犬のようにいやな記憶をすぐ忘れて、次に進むのが一番いいのではないでしょうか?
本日24日、富山大学では卒業式がありました。
超氷河期と言われているときに無時に卒業し、就職出来た人は昨年より少なかったのでしょうか?
卒業というと今までの環境、学校から新しい世界に旅立つ喜びや不安でシックな気分になるものですが、今年はそれどころではない人もいたのではないでしょうか?
すでにアパートを引き払って新天地に転出している人もおられますが、最近の傾向は、ぎりぎりまで現在のアパートにいる人が増加しているような感じです。
めでたく卒業し、就職する方、本当におめでとうございます。
これから、社会でもまれながら仕事をしていくことになるわけですが、先が長いですよね。
「7つの習慣」の著者である米国の経営コンサルタント、スティーブン・コヴィー氏がこのようなことを述べておられます。
両親や兄、姉、学校の先生といった年長者に「依存」している状態から、就職する18歳から22歳にかけて「独立する。ところがその後、「相互依存」の状態に入る。
この相互依存は、もたれ合いのようなものではなくて、お互いに意見を出し合って合意を形成しながら、協力し合って前進する。
そんな良い意味をもった相互依存です。
20歳前後は、自分探しのような状態。
それからは、自己の確立をしたうえで、他人とコミニュケーションをしながら共通点を探りないがら協力し合って前進するということでしょうか?
この自己の確立をしないまま、30歳を迎える人は幼稚性が残り、会社でも通用しない人間になります。
ということは、人間にとって一番大事なのは「己は何者なのか?」ということを早く理解し、その上で他人とコミニュケーションを図り自分を成長させていくことが重要なのではないでしょうか?
「己」がわからないから悩むのですが、私も、そのような時がありました。
ちょうど高校2年生ぐらいの時だったと思います。
私が参考にしたのは、両親、祖父、祖母、曾祖父、曾祖母の生きざまです。
自分は、両親の血を半分分けていただいたわけですが、その両親も親から半分づつ分けていただいています。
たどればどんどん血が薄くなって行くのに、自分の家系には、天才はいません。凡才もいません。
普通の人たちばかりです。
しかしながら、貧乏になりかけたときに家を救った人もいます。
自分と同じような考え方をしていたのではないかという人もいます。
そこに、「自己の確立」のヒントがあると思います。
これからの日本の企業は「能力主義」だけではなく、「人との関係性」をうまくできる人が重要視されていく傾向があると思われます。
そのためにも自己を確立し、他人との関係性をうまくできるような人間になっていってほしいものです。
人間、一人では生きられません。
3.15日号の日経ビジネスの特集は「脱・デフレ列島 安売りを撃破せよ」でした。
成城石井の大久保社長の話に、「安売りは麻薬、デフレは中毒」という言葉がありました。
「小売が自らデフレを招いている。安くないと売れないと思いこみ、安いものしか売らない。消費者はそれしかないから、仕方なく買っている。その結果として顧客単価が下がる。でも、そもそも、消費者がそうしてくれといったわけではないのです。」
スーパー業界は、苦しくなるとすぐに値下げしてしまう。「品質が悪くても、安ければ買うであろうと・・・」
本当に考えさせられる内容です。
私が本当にたまにスーパーへ買い物に行くととがあります。
富山県を代表する地元スーパーや、全国スーパーなど選択することができますが、私自身は激安スーパーにはあまり行きません。
仕方なく行くことがありますが、買う商品は決まっています。
ナショナルブランドのいわゆる「メーカー品」という商品で安売りしている場合だけです。
野菜や肉、鮮魚、PB(プライベート商品)などは買いません。
なぜか? 商品が悪すぎるからです。
「安いには理由がある」のです。
一つはいい意味での「大量購入、流通マージンの削減」です。
必ず安くなります。
もう一つは、「粗悪品」です。
スーパーの方に怒られるかもしれませんが、PBでも「いい品物だ」と思われるものが少なすぎます。
また、「売れ残りの消費期限切れ近」の商品も多く見かけられます。
あるスーパーですが、激安人参が販売されていました。
100円詰め放題、とありましたが、なんと芽が出かかっているのです。
おそらく、市場で売れ残り、冷蔵庫に保管されていたのですが、買い手が見つからず、投げ売りスーパーに買ってもらったのではないでしょうか?
こんな商品を買っておいしいわけがありません。
さて、成城石井といえば、東京の高級住宅街などに立地するスーパーですが、富山のような田舎では売れそうにないような商品、価格で店舗数を伸ばしてきたスーパーです。
富山と比べるほうがおかしいのですが、やはり私も「安売りはいいことではない」と思っております。
「安く売るには理由があり」ます。
我々の業界でいえば、「同一商品の大量発注」をすれば安くなります。
また、施工する人件費を安くすれば、利益を確保できます。
下請けさんや従業員の給与コストを下げればいいわけですから出来ないことはありません。
しかし、それを実行することにより、「安売りは麻薬、デフレは中毒」になるのです。
施工品質や接客サービスなどに影響を及ぼし、その結果お客様もいやな思いをします。
スーパー業界で起こった「脱安売り」。政府が結果を出せていないないかで、消費者自らが動いた結果をすばやく取り込んだ企業こそが生き残っていけるのかも知れません。
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