TPP。
先月菅首相が発言して初めて知った言葉です。
いやー知らないことの多いこと、多いこと。
私にとりましてはこの「TPP」は多くの興味を持たせるものでした。
まず、その内容。
環太平洋の国で貿易を自由化しようという経済的な枠組み。加盟国間で取引される全品目について関税を原則的に100%廃止しようということです。
2006年APEC加盟国であるニュージーランド、シンガポール、チリ、ブルネイの4ヶ国が発案し、米国、オーストラリア、ベルー、ベトナム、マレーシア5ヶ国が参加しています。
ここへ日本も加盟することを目指しているという内容でした。
日本は貿易立国ですからこの加盟はメリットだけではありません。
メリットは、輸出した製品に対し、輸入関税がかからないので国際競争力が増します。
特に、自動車、電気製品、工業製品では日本の優位性が出る可能性もあります。
デメリットは、今盛んに反対運動が起きている「農作物」ではないでしょうか?
日本は、米、牛肉、小麦などに高い関税をかけて国内の農業を保護しています。
米などは700%とかというとてつもない税率です。
輸入された農産物が国内の価格に合わせるようにしてあるようですが、悪い面はあったのではないでしょうか?
日本の米政策に関しては耕作面積の小さい農家を保護するという政策をしすぎた結果が、自由な競争を阻み、価格競争力のない農作物を作り続けているように思えます。
ここの問題も農政政治家の票集めの工夫があったと聞いています。
GNPに占める農産物の割合がわずか1%しかないのに、保護貿易をやっているより、よりよい工業製品を作り、輸出するほうがいいのではないでしょうか?
日本人の舌が肥えている現在、ただ単に安いからという理由だけでうまくない米や、穀物、肉を買うとは思えないのですが・・・・
私は、「TPP」には賛成です。
昨日の投票の結果、菅さんに決定いたしました。
そもそも、首相後退からわずか3カ月しか経過していないのに、なぜ、代表選を行なわければならないのかが疑問ですが、党を2分する選挙になりました。
この時期に代表選を強行しなかればならなかった理由の一つには、あの「トロイカ体制」が盤石なものではないということではなかったのでしょうか?
鳩山さんがまず首相に、その後、菅さんがなってみたものの、小沢さんが速くなりたいと駄々をこね、党内の事情を優先させ、決着をつけたうえで、長期体制を作ろうというのが、菅陣営の考えだったのかもしれません。
この点では、国民は冷静な判断をしたのではないでしょうか?
党員サポーター票では5倍近い差で菅さん支持。
地方議員では、6割の支持。
国会議員ではわずか12票の差です。
この数字を見る限り、議員さんは自分のしがらみ、選挙を優先したような格好です。
特に国会議員はどういうことでしょう?
ここで、首相を交代させることを是としたわけですよね?
国民は望んでいなかったのです。
いや、世界も望んでいなかったのではないでしょうか?
政治の混乱が続く中、日本は優秀な官僚たちにより、粛々と前進していました。
「脱官僚」、「政治主導」と言われますが、どのような日本を望んでいるのかもはっきりと伝わってきません。
今日の厚生労働省が発表した6月の毎月勤労統計調査によりますと、全ての現金給与総額が前年比1.5%増加し、4か月連続となったようです。
内容といたしましては、残業や、賞与所得が増加し、所定内給与は23カ月連続で減少しているそうです。
景気が少しづつ戻ってきているのでしょうか?
実際、富山経済同友会で会員からのアンケート調査でも、約7割の企業が業績が上がりつつあると回答しています。
企業の業績が良くなってきているということを判断する一つとして、お酒を飲む機会が増加しているかどうかということがあると思います。
タクシーの運転手さんに聞くということもいい判断材料になります。
私が思うに、少しだけ景気が良くなってきているのではないかと思います。
特に若者がお酒を飲みに出ているようにも思います。
夏休みに入ったせいもあるのでしょうか、夜の街にも少しは活気が戻ってきたのではないでしょうか?
中国やインド経済に引っ張られてという状態ではありますが、やはり景気がいいほうがいいですよね?
当社も、そのおこぼれにあずかりたいものです・・・・
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