昨日の投票の結果、菅さんに決定いたしました。
そもそも、首相後退からわずか3カ月しか経過していないのに、なぜ、代表選を行なわければならないのかが疑問ですが、党を2分する選挙になりました。
この時期に代表選を強行しなかればならなかった理由の一つには、あの「トロイカ体制」が盤石なものではないということではなかったのでしょうか?
鳩山さんがまず首相に、その後、菅さんがなってみたものの、小沢さんが速くなりたいと駄々をこね、党内の事情を優先させ、決着をつけたうえで、長期体制を作ろうというのが、菅陣営の考えだったのかもしれません。
この点では、国民は冷静な判断をしたのではないでしょうか?
党員サポーター票では5倍近い差で菅さん支持。
地方議員では、6割の支持。
国会議員ではわずか12票の差です。
この数字を見る限り、議員さんは自分のしがらみ、選挙を優先したような格好です。
特に国会議員はどういうことでしょう?
ここで、首相を交代させることを是としたわけですよね?
国民は望んでいなかったのです。
いや、世界も望んでいなかったのではないでしょうか?
政治の混乱が続く中、日本は優秀な官僚たちにより、粛々と前進していました。
「脱官僚」、「政治主導」と言われますが、どのような日本を望んでいるのかもはっきりと伝わってきません。
本日の日経新聞の1面に興味深いコメントがありました。
「夢を語る祭りは終わった」(政治部長、宮本明彦)
祭りという表現をされています。
イベントということですね?
そんなことは国民は望んでいないのです。
昨日のニューヨーク市場では、円高に移行し、政治の無策ぶりをあざ笑うような行動をとりました。
夢がさめ、夜明けになったのであれば、これ以上国民から、世界から見放されないような、しっかりとした政策をしていただきたいと思います。
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