本日24日、富山大学では卒業式がありました。
超氷河期と言われているときに無時に卒業し、就職出来た人は昨年より少なかったのでしょうか?
卒業というと今までの環境、学校から新しい世界に旅立つ喜びや不安でシックな気分になるものですが、今年はそれどころではない人もいたのではないでしょうか?
すでにアパートを引き払って新天地に転出している人もおられますが、最近の傾向は、ぎりぎりまで現在のアパートにいる人が増加しているような感じです。
めでたく卒業し、就職する方、本当におめでとうございます。
これから、社会でもまれながら仕事をしていくことになるわけですが、先が長いですよね。
「7つの習慣」の著者である米国の経営コンサルタント、スティーブン・コヴィー氏がこのようなことを述べておられます。
両親や兄、姉、学校の先生といった年長者に「依存」している状態から、就職する18歳から22歳にかけて「独立する。ところがその後、「相互依存」の状態に入る。
この相互依存は、もたれ合いのようなものではなくて、お互いに意見を出し合って合意を形成しながら、協力し合って前進する。
そんな良い意味をもった相互依存です。
20歳前後は、自分探しのような状態。
それからは、自己の確立をしたうえで、他人とコミニュケーションをしながら共通点を探りないがら協力し合って前進するということでしょうか?
この自己の確立をしないまま、30歳を迎える人は幼稚性が残り、会社でも通用しない人間になります。
ということは、人間にとって一番大事なのは「己は何者なのか?」ということを早く理解し、その上で他人とコミニュケーションを図り自分を成長させていくことが重要なのではないでしょうか?
「己」がわからないから悩むのですが、私も、そのような時がありました。
ちょうど高校2年生ぐらいの時だったと思います。
私が参考にしたのは、両親、祖父、祖母、曾祖父、曾祖母の生きざまです。
自分は、両親の血を半分分けていただいたわけですが、その両親も親から半分づつ分けていただいています。
たどればどんどん血が薄くなって行くのに、自分の家系には、天才はいません。凡才もいません。
普通の人たちばかりです。
しかしながら、貧乏になりかけたときに家を救った人もいます。
自分と同じような考え方をしていたのではないかという人もいます。
そこに、「自己の確立」のヒントがあると思います。
これからの日本の企業は「能力主義」だけではなく、「人との関係性」をうまくできる人が重要視されていく傾向があると思われます。
そのためにも自己を確立し、他人との関係性をうまくできるような人間になっていってほしいものです。
人間、一人では生きられません。
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