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田舎のリフォーム会社社長のブログ

独立して21年。 富山の片田舎でリフォーム、不動産メンテナンス、生活代行業などで頑張っています。当社の歴史、苦労話、経営観、今日のコメント、従業員の紹介、仕事の内容などを書いています。皆様の何かのヒントになれば幸いです。

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高田靖久さんと言う「顧客管理ソフト」を制作し、その手法が対前年比300%UPというお店が出来るほど革新的なアイデァで講演活動をされているという方の本を読ませていただきました。

「顧客差別」で3倍売れる! お客様は「えこひいき」しなさい!

という本です。

その内容は以下のようなものです。

「わずか3割の客が売上高の75%を占めている」とい事実を認識せよ、ということです。

このことは、珍しい理論でもなく、経営コンサルタントの方々からも良く聞くお話ですし、当社の売り上げで順番を付けてもその通りになります。

珍しくもないことですが、判ってはいるのですが、それをやり切れていない、あなたのお店。

世間はそのような「えこひいき」をして売り上げを伸ばしていますよ。ということ。

例で、JALの話がありましした。

JIALマイレージサービス。

私自身は、JALのマイレージ館員ではありません。(富山にはJALが乗り入れていません!!ので)

そのマイレージの恩恵を受けることもおそらく今後ないと思いますが、その発行されているカードには、「ランク」があるそうです。

一番下から、「レギュラー」、「クリスタル」、「サファイア」、「ダイヤモンド」の順になっているとのこと。

1年間の利用マイルによって決定するそうです。

「サファイア」になると「レギュラー」の2倍のマイルがもらえるそうです。

また、ラウンジが無料で利用でき、さらに2名まで使えるそうです。

つまり、自分の他に同行者がいればその人がラウンジに入れるわけです。

さらに年4回、スーパーシート(Jシートというらしい)に無料で乗れるということです。

そこに座れば、自分の名前でキャビンアテンダントの方が呼んでくれるそうです。

さらに、預けた手荷物は最初に出てくるし、チェックインンも並ばなくて済みます。

私は残念ながら、ビジネスクラスや、シーパーシートなどには乗ったことのない「万年エコノミー」です。

もし、そのようなことがただ単にマイルをためるだけで享受できるのであれば、せっせとマイルをためますよね。

これが、「えこひいき」とうことだそうです。

有名なホテルや高級飲食店などでも、もっと進んだ「えこひいき」をしている事例を紹介してありました。

翻って、それでは私の会社で「えこひいき」を出来るのか?ということです。

私どものスタンスは、1回目のお客様でも、ヘビーユーザーでも同じ扱いをさせていただいているのが実情です。

「えこひいき」ということはしていません。

しかしながら何らかのことは考えていかなければならないというのは、自分が利用者、つまり、飲食店に行った時に特別扱いをしていただいたことの「優越感」や「心地よさ」は忘れることが出来ないからです。


私どものように、頻繁に利用するというサービス内容でないからこそ、そこに難しさがあるのかもしれません。

しかしながら、ありました。唯一の「えこひいき」。

現在、私どもで利用していただいた方には、「500円券」をお配りしています。

次回、当社をご利用になる際に500円分を値引きしますという券ですが、当然期限を設けさせていただいております。

その券を大事に取っていただいていて、しかも期限が切れていることもしばしばあります。

その場合でも、気持ちよく「500円」分を引かさせていただいています。

期限はありますが、どうぞご利用ください。

心よりお待ちいたしております。

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海外へ行った方は良くお解りだろうと思いますが、日本と言う国は「モノづくりの国」なんだなーと実感します。

ヨーロッパ諸国、アメリカ本土などの先進国と言われている各国で日本に相当するような国は、ドイツぐらいではないでしょうか?

ヨーロッパは、遺跡や自然などが観光資源となり、外国の人たちを引きつけます。

アメリカはどうでしょうか?

私の印象は、観光と農業、資源開発の国に金融などの経済活動があるような印象があります。

自動車産業はあるし世界的に有名な化学メーカーなどやコンピューター関係の企業、航空機産業など沢山あるような感じですが、それ以上に土地が広大で、その印象が薄れてしまいます。

翻って日本はどうなのか?

日本には多くの中小企業があります。

その多くが「モノづくり」の企業。

沢山の部品加工会社が日本の優秀な製品を支えています。

その中小企業が「円高」のため、利益を出せなくなってきています。

特色ある製品、部品を作れば生き残りがあると専門家は言います。

確かにそうではあるのですが、そう簡単に開発できるものではありません。


最近、県主催、業界団体主催などの講演会で、盛んに中国、インド、東南アジアへの進出のアドバイスをするセミナーが目立つようになってきました。

「日本のモノ作り中小企業の皆様、東南アジアへ行きませんか?」ということだと思います。

なぜなのかは云わずものながです。

特にすばらしい技術力や競争力のある製品がなくても、日本の中小企業が現在の技術レベルで東南アジア、インドなどで生産をしても価格競争力や製品で優位に立つことができると思われるからです。

私の知っている富山の会社は、10年ほど前からタイへ行き、自社製品を製造して日本へ持ち込んでいました。

最近ではソフトウェアの開発なども現地で行っているとのこと。

タイでは日本人技術者よりもはるかに優秀な人がより安い給与で働いてくれるそうです。

この会社は、黒字経営を続けておられます。

このようなことが今後、どの中小企業でも起こっていくような気がします。

私の予想ですが、20年後、日本のモノ作りを支えていた中小企業は海外で利益を出し、そのお金を日本に持ち帰るという今までトヨタなどの大企業などしかできなかったことが当たり前のような世の中になっていくような気がします。

そうなった時、日本人の働き方が変化し、その変化についていけない人が取り残されることになっていくのではないかと思います。

記録的な円高が、日本の実力ではなく、アメリカやユーロ圏の影響でなってしまっていることは明白です。

世界がこの事態から立ち直るにはまだまだ時間もかかるでしょう。

厭がおうにも日本のモノ作り中小企業は、海外へ生産をシフトしていくことが喫緊の問題となっているのではないでしょうか?

日本人の勤勉さや手先の器用さはどこの国にも負けることはありません。


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今年もあと3カ月。10月になりました。

今日から衣替えということになりますが、9月下旬からの天候不順でずいぶんと涼しくなり、すでに長袖を着ている方が増えていますね。

私も長袖を着て仕事をしています。

10月は天候もいいですし、おいしい食べ物も出回ります。

また、スポーツの秋でもあります。

今週、来週は住民運動会やスポーツ大会などで体を動かすこともあろう思いますが、準備体操をしっかりしておかないと思わぬ怪我に見舞われることがあります。

十分に注意して楽しみたいものです。


キンモクセイの香りが漂うようになりました。

まだ、満開とは言えませんが香りは何とも言えませんね。

私はこのキンモクセイの香りが大変好きです。

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この小さな花から強烈なにおいが出ています。







花の香りをあちこちで嗅ぎながら本格的な秋の訪れを実感します。


秋は住まいのリフォームも今年十までの施工を目指した最後の段階でもあります。
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新聞チラシやCMなどでもよく見かけるようになってきました。

この写真は新築させていただいたお客様の家の「内覧会」を開催した時の模様です。




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これは、和室畳を撤去しフローリングを貼っているところです。







当社でもさまざまなご相談を受け付けております。

どうぞお気軽にお電話ください。







どうぞお気軽にご相談ください。

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先日鉢呂経済産業相が、「原発をゼロにする。今後、新しく原発を作ることはないだろう」という発言をされました。

日本は原子炉に頼らないエネルギー政策を取るということを表明したということになります。

現在ある原子炉は近いうちに再稼働していかなかればならないことは、ここ1年の間で電気を原子炉以外で賄うことが出来ないことは自明のことであるわけですから、理屈の判っている人であれば理解できる話であると思います。

しかしながら、本当に原子炉を増やさないことは日本にとっていいことなのかは私には理解できません。

世界的に人口が増加傾向にあります。発展途上国でのエネルギーは今後、ますます増加します。

そのエネルギー覇権争いは先進国を中心に繰り広げられるでしょう。

石油や天然ガスを持っている国は、その継続的な取引を巡って政治的、経済的に支援をすることになりますす。

では、日本はということになります。

日本の原子炉の性能は世界でもトップクラスだといわれています。

その技術を今後も発展させていくためにも、原子力開発は続けていかなかればなりません。

もし、ここで中止するようなことがあれば、日本が40年間蓄積した全てを失うことになり、エネルギー政策の覇権争いから脱落する恐れもあります。

そもそも日本で原子力を推進させたのは、アメリカの意向とその当時の自民党幹部の覇権争いが見事に一致したことによることだといわれています。

もし、今回の原子力政策が、民主党と自民党の争いであれば、間違った方向に行く可能性もあります。

民主党が「再生可能エネルギーへシフトする」ということは正しい判断だとは思います。

技術革新も面からしても、日本のより細かな制御技術やシステムを生かすことのできるチャンスにはなると思われます。

今回の福島第一原発事故は甚大な被害をもたらしたことは事実ですし、今後何十年も人間が住めない地域を作ってしまったことも誰でも理解しています。

しかしながら、原子力というとてつもないエネルギーをもった物質がこの地球に存在し、今後もそれと人間はお付き合いしていかなければならないことも事実です。

これだけの被害をこうむった日本が、このことをどう考えるかは難しいことでありますが、捨て去ることはいかがなものかという気がします。





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お盆前からの株価の値下がり、円高などが続いている中、戦後最高値76.25円を突破する日も近いのではないかということが言われるようになりました。

これは輸出産業にとりまして痛手であるに違いありません。

ほとんどの企業が82円前後で考えていたものが、約7%前後の為替損失を受けることになります。

高々7%と思われるかもしれませんが、7%の利益率を確保することは並大抵ではありません。

企業会計で経常利益17%確保できる会社は優秀な企業だということを聞いたことがあります。

もし、17%確保できたとしてもそこから7%を引かれたら、真っ赤になってしまいます。

もう1企業の努力で何とかなるというレベルを通り越しています。


変な風に考えるのですが、この日本という国は戦後から劇的に復興を遂げ、そして先進国の仲間入りを果たしました。

東関東大震災がありましたが、どうも早く復興しそうです。

復興特需がもうそろそろ発生します。

その状態を諸外国が見た場合、「なーんだ日本はやはり困っていない国なんだ」と思うのではないでしょうか?

アメリカ、イギリス、ギリシャ、中国などでは特に大きな問題が発生しています。

そのような国からみればやはり経済面や技術面で優位性があります。

そのようなことが、円を買い、ドル、ユーロを売ることにつながってしまうのでしょうね。


このような中、私たちのような中小企業の経営者はどのように対処していけばいいのでしょうか?

わたしが最近思うには、「現金化できる資産を多く持つこと」ではないかと思うようになってきました。

要するに、土地や建物、保険などで会社資産を持つことをしないで、なるべくすぐに現金化できるもの、つまり、現金で持っているのが一番いいのかもしれません。

金利が付かないじゃないかと思われますが、他の保険や債券にしても大した利殖はできません。

現金が一番なのです。

この考えも一見後退した考えなのかもしれませんが、今の状況を考えた場合、投資していく場合ではないことはだれが見ても思うところです。

日本の実経済に合わないほどの円高は、その他諸国があまりにも体たらくなために起きているとは言え、行き過ぎた円高は止めていただきたいものだと思います。



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ここ数日前から騒がれていますが、フジテレビの韓流寄りではないか?ということに対する意見が沢山出ているように思います。

朝から晩まで韓国のドラマ、歌手、タレントが出ているからということです。

そう言われてみれば、午前中にドラマを放映し、午後もドラマ。夜は歌番組なのかお笑い番組なのかわからない番組に韓国歌手が出ていたりしています。

その出ている韓国人の日本語のうまいこと。

韓国でそこそこ売れている歌手であるとは思いますが、日本語を上手に話をするところを見ると、最初から日本での活動を意識したプロモーションとしか思えませんよね。

テレビ局がそれでいいのか?という発言が物議を起こしているのですが、私は根本が他にあると思います。

日本のキー局はCM収入減でどこも困っています。

大物タレントを使うお金がない、番組制作費が少ないなど苦しんでいる放送局が多いのが実情ではないでしょうか?

そこへ持ってきて、最近のテレビの体たらく。

ゴールデンタイムは今や、オカマか、お笑いか、おバカタレントかぐらいしか出ていません。

欽ちゃんが、テレビの復権をかけてとかいう番組を少しだけ見ましたが、昔、受けたパターンをひねって新しそうに見せたような番組でした。

本当につまらない番組ばかりになってしまいました。

NHKの鶴べいの家族に乾杯のほうがよっぽど楽しく見られます。


私たちがテレビに期待することが変化したのでしょうね?

テレビ局も十分気づいているのでしょうけれども、大胆なことができないでいるのでしょうね?


私どもはテレビにCMを流す方です。

CMとはその番組のスポンサーであると言うことですから、その意味からも、私たちは自分たちが納得できる番組に対しCMを流すことをしていかなければならいのかもしれません。


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昨日の朝早くから起きて「なでしこジャパン」の決勝戦を見ていた方も多いのではないでしょうか?

私は残念ながら、リアルタイムには見てはいませんでしたが、PKの末に「初優勝」したことは本当に喜ばしいことす。

しかし、なぜここまで話題をさらったのでしょうか?

一つは、先の東関東大震災の後、日本人を勇気づけたことが原因ではないかと思います。

最初から話題にもならなかった女子サッカーが、あれよあれよという間に強豪チームを撃破し、今まで勝ったこともないアメリカに先手を打たれながら、追いつき、延長戦でも残り3分で同点に追いつき、PK戦で勝ってしまったことは、「決してあきらめない」ということを我々日本人に教えてくれたのではないかと思います。

もうひとつは、「右傾化」の傾向が日本にあるのではないかということです。

(私自身が感じていることですが・・・・)

ここ2~3年の傾向として、日本人はアメリカやヨーロッパ諸国を手本に経済他国となってきたと思ってきました。

ところが、当のアメリカはその経済力や、ドルに対する信頼感が薄れてきています。

アメリカ自身はあと数年で中国に追いつかれるとも発言しています。

ヨーロッパはどうでしょう。

ギリシャ危機を発端として、ユーロへの信頼度が下がってきています。

気づいてみれば、円はどの通貨より高くなっています。

「なんだ日本は凄いじゃないか。そうであれば日本人はもっと日本のことを誇りに思っていいのではないか?」

というような感情が芽生えてきていると思います。

さらに、政治の体たらくにも関わらず、日本の企業は、過去最高益、最高売り上げを更新している企業が増加しています。

TPPやら、原発事故やら、復興やら、節電やらの「マイナス要因」にも関わらず、日本人はどの国民よりも冷静に、しかも公共性や協調性を持ちながら対処しています。

「右傾化」というといいイメージではないかもしれませんが、現在の日本人は日本と言う国を誇りにする気持ちが高まっていることは確かです。

中国漁船衝突ビデオの流失も、日本という国に誇りを持っていた1海上保安庁職員の「国を思う気持ち」の表れではないかと思います。

では日本人は本当の意味で「右」に行くでしょうか?

それはないと思います。

先の戦争が終了した時、日本と言う国をまた立ち上がらせないように、占領国アメリカは憲法を作り、能なしの国にしようとしました。

しかしながら、そうにはならなかったのは歴史が物語っています。

今回の「なでしこジャパン」の優勝は、屈強になりながら、強い精神力で立ち上がってきた日本人そのものではないかと思います。

そして、日本人はまた復興して世界のリーダーとして復活するんだという強い信念とその道を作ってくれた「なでしこジャパン」に共感を覚えるのではないでしょうか?

日本という国は本当にいい国です。

世界を見渡してもここまでの理想的な国民がいるとは思えません。

「右傾化」という言葉は誤解を招くかもしれませんが、今こそ我々は「右傾化」しようではありませんか?

もっと日本のことを誇りに思いましょうよ。

日本の素晴らしさをもっと言いましょうよ。

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当社決算は6月末ですが、昨年から始めた「経営指針書」の作成が本格化して参りました。

「それはなんぞや?」ということですが、平たくってしまえば、昨年度の反省、成果を書き込み今年の目標を導き出すというようなたぐいの書類です。

このように書けばすごく簡単なように思えるとは思うのですが、これが票や文章にするのは非常に頭を使います。

まず、昨年の目標が何だったのか?。そしてその成果はどうだったのかを知っておく必要があります。

この点では、昨年1年間かけて部門別ミーティングを続けてきましたので、あまり問題がありません。(昨年1年間の会議の内容を理解しているのであれば・・・)

さて、決算の数字がまだ出ていませんが、おおよその数字や赤字なのか黒字なのかと言うことは判明しています。

部門別の売り上げ数字も判明しています。

ここからです。問題なのは・・・

どれを捨て、どれを伸ばしていくかということを部門管理者や、私自身や統括管理者が「意思統一」させておかなかればなりません。

その意識統一があって、個々の案件を1年間かけて行動し、チェックをしていくということになります。

現在は、その項目を出している状態です。

その後に各部門の目標数字を出し、全体の数字を見ながら、会社全体として目標とする売上高との差異を詰めていくということになります。


部門別まで落として検討するということは昨年から始めたのですが、部門に対する認識と責任感が芽生えてきたと感じます。

その結果が目標とする売り上げや利益につながっていけばいいのですが、そうゆう訳にはいかないのが会社経営というものなのでしょう。

以前まで私どもの会社では、このようなことはしていませんでした。

理由は、規模が小さかったということ。

少ない人数でそのようなことをするより、社長が考えて動いた方が早いに決まってます。

他の理由としては、あまり努力をしなくても売り上げが伸びていたということです。

ということは、現在は規模も大きくなり、努力をしないと売り上げが作れないということです。

代表者が決断をしていた頃は、経営者として一番楽しかったのかもしれませんね。


日本がデフレから脱却できず、電力不足が深刻な状態の中、個人や企業が消費せず、設備投資せず、ひたすら貯蓄に走っている今、私たち中小企業は苦戦を強いられています。

その中でも増収増益で頑張っている企業もあるわけですから、当社でも工夫をすればいい知恵が出てきて、お客様によりよいサービスを出来るのではないかと思います。

決して無理をせず、時代遅れと言われるかも知れませんが、堅実な経営こそが今、目標とすべきことなのかもしれません。

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先日、富山第一銀行青雲会主催の講演会があり、参加してまいりました。

講師は東京大学大学院経済学研究科教授「伊藤元重」先生でした。

演題は「震災後の日本経済と企業経営」という内容で約1時間30分の講演。

経済学の観点から「震災」の影響をどう見るかというような内容でしたが、私には全てを理解する力がないので、印象に残ったことだけをご報告いたします。

まず、日本はますます「貯蓄」の方向に進んでしまっているということでした。

これは、個人も企業も同じだそうです。

企業でいえば、設備投資せず手元資金をせっせと貯めることに力を注いでいるそうです。

その結果、アメリア、イギリスの企業平均の約3倍の手元資金を持っていることになるそうです。

それを、もっとも安心できる「国債」を購入費しているとのこと。

これは、個人も一緒で投資や消費に回さず、貯蓄一本だそうです。

ですので、企業も個人も日本はますますお金持ちになっているとのこと。


また、問題なのが「電力」。

電力がない、もしくは電力がこれ以上高くなっていくのであれば海外シフトしていかざるおえないという構図になるだろう。

トヨタが国内生産を維持して一生懸命頑張っているけれど、日産のように一般大衆車を東南アジアで生産し日本へ逆輸入する日も近いのではないかという話さえありました。


最後は、「スマイルカーブ」という話をされました。

スマイルとは笑った顔を書くときに口元が上がります。

それを商品やサービスの流通で例えると、川上と川下が儲かり、中間の流通などが儲からなくなってきているということでした。

たとえば、村田製作所の「セラミックコンデンサー」。

ほとんどの携帯電話の中に入っています。

村田製作所の独自技術ですので、他社がまねできません。

携帯が売れれば、必然的に村田製作所が儲かるという図式です。

川下の例は、ユニクロでした。

小品種大量販売というビジネスモデルを構築し、よりよい品質で独自技術の製品を販売しています。

必然的に利益率も高くなります。

我々中小企業にとりまして、ユニクロのような発想は出来ませんが、川下を持つ、つまりエンドユーザーとのお付き合いをして、その要望を企業活動に反映して行くことぐらいは出来るかもしれません。

今回もまた、新たなヒントをもらいました。

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菅首相の発言がまたまた論議を呼んでいます。

「ストレステストが終了しないと原発の再稼働はない」と言われました。

困ったのは佐賀県、そして、海江田万里経済相です。

佐賀の古川知事は「政府の発言が人によって違う。見解が一致しないと信頼できない」とおっしゃっています。

また、玄海町町長は「私の判断は間違ってたということなのか?自分自身を否定されたことのように思える」と言うような内容の発言をされていました。

私自身は、菅首相、そしてその側近、官僚、原子力専門家などが話し合いをされ、今回の発言になったと思っています。

その中に、海江田さん、佐賀県、玄海町は入っていなかった、ということだということのような気がします。

政治的な判断がされたということではないかと思います。

「いま急いで原発を再稼働させなくてもいいのでは?この夏の電力需要は間に合いそうだ。産業界の節電対策もうまくっている。国民も節電対策に協力的だ。グッズなども売れ、消費を喚起している。もう少し待とうではないか?」

という具合の判断がなされ、発言した。

また、菅首相自身の延命効果も期待できるのでは?との判断もあったと思われます。

政治と実態経済を同じ目線で判断することはとても出来ません。

政治とはパフォーマンスと権力闘争なのです。

今回もそのようなことが行われ、我々国民や県、町レベルの者たちはそれに翻弄され、しどろもどろしているのです。

本当にあきれ返るばかりです。

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HN:
伊勢 徹
年齢:
64
性別:
男性
誕生日:
1960/05/18
職業:
会社役員
趣味:
ゴルフ
自己紹介:
両親、妻、犬(ラブラドール:ブラック:名前アッシュ)ネコ(雑種:チーコ)の4人+2匹と生活。
長女、長男は大学生で東京でそれぞれ一人暮らし。
腰の手術をしてからは、大幹を鍛えることに意欲を見せ、筋力UPに努めています。
自分では「まじめな人間」だと思っているのですが、「しょわしない(落ち着きがないという意味)」「面白い人」「いい加減」といつも言われます。
性格は母親に似ているのかもしれません!!

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