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田舎のリフォーム会社社長のブログ

独立して21年。 富山の片田舎でリフォーム、不動産メンテナンス、生活代行業などで頑張っています。当社の歴史、苦労話、経営観、今日のコメント、従業員の紹介、仕事の内容などを書いています。皆様の何かのヒントになれば幸いです。

先日、富山第一銀行青雲会主催の講演会があり、参加してまいりました。

講師は東京大学大学院経済学研究科教授「伊藤元重」先生でした。

演題は「震災後の日本経済と企業経営」という内容で約1時間30分の講演。

経済学の観点から「震災」の影響をどう見るかというような内容でしたが、私には全てを理解する力がないので、印象に残ったことだけをご報告いたします。

まず、日本はますます「貯蓄」の方向に進んでしまっているということでした。

これは、個人も企業も同じだそうです。

企業でいえば、設備投資せず手元資金をせっせと貯めることに力を注いでいるそうです。

その結果、アメリア、イギリスの企業平均の約3倍の手元資金を持っていることになるそうです。

それを、もっとも安心できる「国債」を購入費しているとのこと。

これは、個人も一緒で投資や消費に回さず、貯蓄一本だそうです。

ですので、企業も個人も日本はますますお金持ちになっているとのこと。


また、問題なのが「電力」。

電力がない、もしくは電力がこれ以上高くなっていくのであれば海外シフトしていかざるおえないという構図になるだろう。

トヨタが国内生産を維持して一生懸命頑張っているけれど、日産のように一般大衆車を東南アジアで生産し日本へ逆輸入する日も近いのではないかという話さえありました。


最後は、「スマイルカーブ」という話をされました。

スマイルとは笑った顔を書くときに口元が上がります。

それを商品やサービスの流通で例えると、川上と川下が儲かり、中間の流通などが儲からなくなってきているということでした。

たとえば、村田製作所の「セラミックコンデンサー」。

ほとんどの携帯電話の中に入っています。

村田製作所の独自技術ですので、他社がまねできません。

携帯が売れれば、必然的に村田製作所が儲かるという図式です。

川下の例は、ユニクロでした。

小品種大量販売というビジネスモデルを構築し、よりよい品質で独自技術の製品を販売しています。

必然的に利益率も高くなります。

我々中小企業にとりまして、ユニクロのような発想は出来ませんが、川下を持つ、つまりエンドユーザーとのお付き合いをして、その要望を企業活動に反映して行くことぐらいは出来るかもしれません。

今回もまた、新たなヒントをもらいました。

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HN:
伊勢 徹
年齢:
64
性別:
男性
誕生日:
1960/05/18
職業:
会社役員
趣味:
ゴルフ
自己紹介:
両親、妻、犬(ラブラドール:ブラック:名前アッシュ)ネコ(雑種:チーコ)の4人+2匹と生活。
長女、長男は大学生で東京でそれぞれ一人暮らし。
腰の手術をしてからは、大幹を鍛えることに意欲を見せ、筋力UPに努めています。
自分では「まじめな人間」だと思っているのですが、「しょわしない(落ち着きがないという意味)」「面白い人」「いい加減」といつも言われます。
性格は母親に似ているのかもしれません!!

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