当社決算は6月末ですが、昨年から始めた「経営指針書」の作成が本格化して参りました。
「それはなんぞや?」ということですが、平たくってしまえば、昨年度の反省、成果を書き込み今年の目標を導き出すというようなたぐいの書類です。
このように書けばすごく簡単なように思えるとは思うのですが、これが票や文章にするのは非常に頭を使います。
まず、昨年の目標が何だったのか?。そしてその成果はどうだったのかを知っておく必要があります。
この点では、昨年1年間かけて部門別ミーティングを続けてきましたので、あまり問題がありません。(昨年1年間の会議の内容を理解しているのであれば・・・)
さて、決算の数字がまだ出ていませんが、おおよその数字や赤字なのか黒字なのかと言うことは判明しています。
部門別の売り上げ数字も判明しています。
ここからです。問題なのは・・・
どれを捨て、どれを伸ばしていくかということを部門管理者や、私自身や統括管理者が「意思統一」させておかなかればなりません。
その意識統一があって、個々の案件を1年間かけて行動し、チェックをしていくということになります。
現在は、その項目を出している状態です。
その後に各部門の目標数字を出し、全体の数字を見ながら、会社全体として目標とする売上高との差異を詰めていくということになります。
部門別まで落として検討するということは昨年から始めたのですが、部門に対する認識と責任感が芽生えてきたと感じます。
その結果が目標とする売り上げや利益につながっていけばいいのですが、そうゆう訳にはいかないのが会社経営というものなのでしょう。
以前まで私どもの会社では、このようなことはしていませんでした。
理由は、規模が小さかったということ。
少ない人数でそのようなことをするより、社長が考えて動いた方が早いに決まってます。
他の理由としては、あまり努力をしなくても売り上げが伸びていたということです。
ということは、現在は規模も大きくなり、努力をしないと売り上げが作れないということです。
代表者が決断をしていた頃は、経営者として一番楽しかったのかもしれませんね。
日本がデフレから脱却できず、電力不足が深刻な状態の中、個人や企業が消費せず、設備投資せず、ひたすら貯蓄に走っている今、私たち中小企業は苦戦を強いられています。
その中でも増収増益で頑張っている企業もあるわけですから、当社でも工夫をすればいい知恵が出てきて、お客様によりよいサービスを出来るのではないかと思います。
決して無理をせず、時代遅れと言われるかも知れませんが、堅実な経営こそが今、目標とすべきことなのかもしれません。
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