先日、「ワークライフバランス」、「働き方改革」の勉強会が富山経済同友会でありました。
人口減による生産年齢人口の減少と高齢化が進む日本では、働き手の少ない中でいかにして効率を上げるかや、高齢者の雇用促進と女性活躍を進めるかが課題です。
同友会には支店長も多数加入されていますので、その中から銀行の支店長のお話しがありました。
2003年から検討して導入してるワークライフマネジメントのお話しがありました。
半日休日を年間32回まで取得できるようにしたり、男性育児休暇取得や介護休業を進めたりしていらっしゃるようです。
特徴的だったのが、「企業・自営型副業制度」でした。就業時間外での起業・自営を認めるというものです。
自分のキャリアや資格を活かし、将来設計を立てるというものです。会社や組織に頼らない自立した生き方を推し進めるということでしょうか?
大手では40歳代になると、将来が見えてきます。このまま上に行けるのか?脱落するのかがはっきりと突き付けられます。
脱落組になった場合、定年まで不満を持ちながらいるしかありません。
そこを独立をして、有意義な生活を送る手助けをするということでしょうか?
自主退社でも満額の退職金が支給されることも、後押ししているようです。
一方、私たちのような小企業にとりましては、人出をどう確保するかという問題です。
働き方改革を進めながら、魅力ある職場にすることが重要だという結論になりましたが、そこが一番出来にくいところでもあります。
当社は、リフォーム部門を持っています。
リフォーム会社のほとんどは、定休日を水曜日にして、土日に会社を開いているのがほとんどです。
お客様の都合に合わせて、休日に商談するということなのでしょうが、当社では、原則日曜日と祝祭日は休日です。
お客様の都合ではなく、自分たちがいかに働き甲斐を感じるかという考えのもとに、創業以来続けています。
一部、日曜日と祝祭日に稼働している部門はありますが、例外です。
そのこともあるのか、定職率と言い方だと思っています。
また、過度に売り上げを伸ばすのではなく、身の丈に合った成長を心掛けています。
企業は継続していかなければなりません。それには、売り上げ増は必要です。
しかし、過度な成長は、働く人たちを苦しめ、そのために資金確保も必要になってきます。
自分たちらしさを活かしながら成長できる企業体質を目指しています。
労働法の改正は遵守しながら、いかにして生き残っていくか?
戦いはまだまだ続きます。
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