このところ何かと注目を集めているのが、「国交省関係」ではないでしょうか?
前原大臣はいま、注目の的になっていますね?
最近では鳩山総理より多くメディアに登場しているのではないでしょうか?
群馬県「八ッ場ダム中止問題」に始まって、「日航の赤字は、日航だけの責任ではない」、や「ダム建設一時凍結」、さらには、「羽田空港24時間営業、ハブ空港化」と話題が尽きません。
どの事例でもいえることは、「判っていたのにできなかったことを、政権交代を機に正しい方向に修正している」ということではないでしょか?
まず、ダムについて・・・・
かつて、長野県知事だった作家「田中康夫」さんの「脱ダム宣言」に始まった、ダム問題。
本当にダムは必要なのだろうか?という疑問を投げかけてくれました。
地元、長野県は建設業やその支援団体である「自民党議員」の反発で議会が混乱したことは記憶に新しいところです。
わたしも「これ以上、ダムは本当に必要なのか」と思います。
ダムや堰は昔の時代から治水、利水の面からつくられてまいりました。
ここ富山でも、「立山カルデラ」に多くの砂防目的のダムが多くあります。
http://www.tatecal.or.jp/top.htm
富山県はこの「ダム」のお陰で土石流や、水災害を防いでくれています。
この砂防工事は終わることはありません。
この様な「ダム」は必要だと思います。
しかし、本当の意味の「治水、利水」目的のダムはいくついあるのでしょうか?
私ら素人が判断するに、「治水、利水」というよりも、「政治、地元、建設業の利害関係」で作られているのが多いのではないでしょうか?
そして今回の「羽田と成田の関係」の問題。
成田空港が地元や、学生運動による反対運動を経ながら現在に至っていることは周知の事実です。
建設当初、「成田は国際空港、羽田を国内線空港」という位置づけだったのですが、環境が変化してしまいました。
羽田から海外にもいけますが、「国内線の最大距離より少ない海外」であれば、就航することができるそうです。
私自身、成田を利用したのは、今から20年前、新婚旅行のとき、エジプトに行ったときだけです。
関空もできたての頃は、成田との比較の問題で、アクセスが良かったので利用しました。
最近は「中部国際空港」や、地元「富山空港」であったり、「小松空港」だったりしています。
時代が変わったという言葉しか浮かびません。
そして今回の「羽田ハブ空港化」問題。
我々地方のものにとりましては「大歓迎」です。
理由は、「地元空港から乗り換え空港へ他の交通手段を使用しなくてもいける」ということです。
富山で荷物を預けてしまえば、そのまま目的地の海外まで重い荷物を引きずることはありません。
また、時間の節約につながり、限られた休日を有効に使うことができます。
さらに、これから競合するであろう「新幹線」とのすみ分けもつくのではないでしょうか?
「いままでわかっていたのにできなかった」
一般企業であれば、お偉いコンサルタントが指摘するところでしょう。
我々はこの「政権交代」で、このような「当たり前のことをやってくれる」ことを待っていたのではないでしょうか?
石川遼の父が、先週NHKの番組でおっしゃっておられました。
「現在の絶好調を支えているのは、2年前の練習が今日の勝利につながっている」
政治も20年前、30年前の悪しき政策をいま正してほしいと思います。
日本の景気が回復基調にあるという見方が、紙面をにぎわせています。
一部、電気や自動車関係で回復の方向に向かっているとの説明です。
しかし、それも本当に実感しませんね?
なぜでしょうか?
もともと地方は建設業などを中心にして、産業が活性化していました。
建設業はすそ野が広い。
スコップを持てる人であれば、仕事にありつけます。
現在、民主党政権になって、予算執行を停止しているものもあります。
このまますべてが停止していくとは考えにくいことですが、確実に首を絞めて行っているのは事実です。
銀行の話ですが、この年末に倒産する建設業が多くあるのではないかということです。
また、消費の落ち込みにより、地方スーパーも苦戦しています。
そのスーパーにお付き合いをしている卸業者の中にも倒産していく会社があるのではないかということです。
体力を消耗してしまっている地方の会社にとりまして、この冬は本当に寒ーい時期を迎えるのではないでしょうか?
低所得でも、安心して暮らせるような政策。
本当に頼みます。民主党さん!!
失業率がなかなか低くならない状態が続いています。
今まで雇用をけん引していた業種が落ち込んでいるせいとも言われています。
食品製造、電機、鉄鋼、機械、自動車、小売、金融などが今後10年間は減少して最大で20%以上雇用を落とす業種もあるということです。
食品は、日本の人口減で減少するだろうし、自動車などは壊れないし、電気製品なども地デジ対応テレビを買ってしまえば、しばらくは必要ありません。
建設も、公共事業の縮小で雇用の増加どころか、倒産していく会社が増加するのではないでしょうか?
では、どのような業種が伸びるのでしょうか?
日経ビジネス誌によりますと、以下の業種だそうです。
1.バイオ
2.コンテンツ
3.航空機
バイオ。と言っても幅が広く健康食品、医薬品、化学製品など様々です。
学生の人気も高く、就職も安定しているとのことです。
企業側もバイオ関連線品の開発に力を入れています。
コンテンツ。アニメやゲームソフトなどに当たります。
日本で生まれたアニメは今や全世界の人たちで楽しまれていますね。
その雇用を生み出すのは、中国などを中心とする新興国での売り上げだそうです。
航空機。日本の航空機産業の世界シェアは5%程度しかない。
確かに、ボーイング社のどこそこの部品を納品しましたとか、シートのどこそこは当社の製品ですとかという話はよく聞きます。
が、メイドインジャパンの航空機がありません。
現在、三菱重工、ホンダが小型ジェット機を開発して、2013年から生産が開始されるということです。
その素材や、金型の技術が、その他産業に与える影響が大きいそうです。
「製造業の分野において先端技術はまず、航空機でスタートし、それから自動車で大量生産されて、コストが劇的に下がる。そのあとに、多くの産業に恩恵をもたらす。これこそが航空機産業がもたらす巨大な技術波及効果なのだ」 (三菱航空機の西岡喬会長談)
ここで考えてみなければなりません。
10年後の話ですが、雇用を支える主役が少しづつ変わりつつあることです。
今から30年前、私たちが就職先として注目され始めていたのが、スーパー、コンビニなどの小売産業とコンピューター関係でした。
その前は、繊維、鉄鋼などの製造業。
いま、良いといわれている産業、少し前までいいといわれていた産業が衰退し、見向きもされなかった産業が今後を支える。
自分たちにそれを見抜く力があるかどうかは分かりませんが、常に前進する気持ちと、業種に対する偏見を持たないことがより良い方向に行く可能性があるのではないかと思います。
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