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田舎のリフォーム会社社長のブログ

独立して21年。 富山の片田舎でリフォーム、不動産メンテナンス、生活代行業などで頑張っています。当社の歴史、苦労話、経営観、今日のコメント、従業員の紹介、仕事の内容などを書いています。皆様の何かのヒントになれば幸いです。

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富山県の有名な会社で、全国的にも名前の知れた「生産技術」という会社が倒産しました。

会社更生法の適用を受け、昨日説明会があったようです。

新聞記事によると、この会社の売上高は113億円、年間利益は約10億円としていましたが、実際は売上が17億円しかなく、減価償却費も捻出できないような赤字経営だったことが説明されたようです。

今期売り上げも18億9千万円、純損益17億9千万円の赤字になるということです。

しかし、売上が18億円しかないのに113億円と過大にできるのかが疑問です。

これだけの粉飾でしたら公認会計士、税理士の責任問題もあるのではないでしょうか?


今回の例をみても経営者は売上が減少してもなかなか撤退することが出来ません。

今まで投資してやってきたことが全部無駄になるという恐れがあり、もう少しの我慢をすればきっと良くなると思ってしまうのです。

しかし、ほとんどの場合、それはありません。

現代では情報や流行が目まぐるしく変化し、その時流を見極めた本物しか売れません。

今回の生産技術もあれだけ派手に宣伝もし、全国に工作機械を販売して、売上が減少したことがわかっていても後には引けなかったのではないでしょうか?

いろいろ賞ももらっておられたからこそ、引き際をしっかり判断するべきだったのではないでしょうか?


じっと我慢するか?それとも行動するか?

経営者としては迷うところです。

私自身は、昨年、行動を起こしました。

というのは、私どものように10年そこそこの会社には資金、資産がありません。

毎年、営業黒字であり続けなければならないからです。

しかし、創業30年も経っている会社には、資産があります。資金があります。

そしてなによりお金では買えない「信用」があります。

私どもは、サメやマグロのように泳ぎ続け、行動していくしかありません。

じっと我慢するのは、老舗と言われているような会社や、家族経営をしているような会社で選択できるのではないかと思います。

私の知り合いの経営者は、赤字が続いているにも関わらず賞与を出し続けておられます。

よっぽど資産があり、まだまだ余裕があるとしか考えられません。


経営者は、撤退の時期を見誤ってはいけません。

ましてや、粉飾するようなことまでやるものではないと思います。

おそらく、生産技術は再生しないのではないでしょうか?

中古工作機械を販売するというビジネスモデルを作った会社の没落。

日本の製造業の終焉を見るような気がするのは言いすぎのような気がしますが、ある意味の変化の兆候のような気がしてなりません。



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私が知り合いになった会社で、急成長をしている方がいます。

宅配業者の、個別配送だけを請け負っている会社です。

ここ数年で配達人員が100名を超えたそうです。

最近では、そのノウハウを活かして配送システムを作られたそうです。

現在の配送は、一定のエリアを1人の配送人が担当します。

この業界は人の入れ替わりが激しく、覚えた頃には辞めてしまうそうです。

そういう状況ですので、効率よく配送するためのツールが必要となってきます。

住所を入力していくだけで、配送コースが決定しカーナビで案内してくれるというすぐれものです。

実際に使用して、従来でしたら1日かかって配送していたのがわずか半日で終了するそうです。

効率が良くなるということは、人件費の削減、ガソリンの削減、車の維持費が安くなる、環境\にいい、といい話ばかりです。

自分たちのお困りごとの中から発明したいい例ではないでしょうか?


何事も現状に満足することなく、「どうしたらもっと良くなるだろうか?」「生産性を高めるためにはどうしたらいいのか?」など、常に思考し、可能性のあるものを事業化したり、改善したりする。

このようなことが、生き残りとなり、不況の中でも利益を出し続ける企業となるのかもしれません。



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ユニクロという会社はほとんどの人が知っているし、皆さんもおそらく衣料品を一度は購入しているのではないでしょうか?

私も、Tシャツが売れ始めの頃、フリーツが流行ったとき、そして、昨年の「ヒートテック」を購入しました。

ユニクロのデザインは、飽きの来ない物が多く普段着に活用してもあまり伸びなく、随分と活躍してくれています。

私だけがそう思っているのではなく、購入者層もばらばら。カップル、夫婦、女同士、男同士で年齢もバラバラ。

通常、我々は営業戦略を立てるとき「ターゲットを決めろ」とよく言われます。

しかし、ユニクロの場合は、明確なターゲットがありません。

「顧客を絞り込めていない」戦力こそが、ユニクロの強みなのだそうです。

柳井正CEO(最高経営責任者)も「あらゆる人が良いカジュアルを着られるようにする新しい日本の企業」とおっしゃっています。

もともとこの会社は卸売会社を通さず、製造から販売まで一貫して行く「SPAモデル」の代表でした。

多くの企業が同じことを目指し、ユニクロのまねをしましたがユニクロを抜く企業は誕生していません。


我々中小企業でもこの会社に学ぶべきところが数多くあります。

まず、顧客。

「ターゲット」を絞れと言われます。企業自身のターゲットはあって、ない、という所です。

私どもの業態の性格上、中高年の方、それも私は「半病人」という言葉を使っていますが、病気にかかっている人が本当のターゲットではないかと思っています。

ところが、実際は夏になればエアコンクリーニングのターゲットは若い赤ちゃんがいるような人からの依頼が増加します。

また、業務用エアコンクリーニングは病院、事務所、施設などです。

総合的にフォローできるというメリットがあるためか、大手企業ともお取引きさせていただいております。

大まかに言えば、ターゲットがあるが、細かな部分になると、様々な人、業態が実際のターゲットになっています。


そして、卸売会社を通さず、製造から販売までを手掛けるという点。

事業を大きくしてく時には、通常の場合、卸会社を抜きにして考えられません。

当社でいえば、クリーニングなどでいえばビル管理会社などがそれに当たります。

当社でも何社かのビル管理会社とのお付き合いがあります。

そちらとのウェートは当社全体を見た場合、さほど多くはありません。

最初からあまり重要視せず、直接営業で顧客を獲得してまいりました。

当然、会社の成長が遅くなります。

しかし、今から振り返ればそのほうが良かったと考えています。

どこの企業の影響も受けず、独立して営業活動ができたことは、自分たちの意思を直接市場に問え、すぐに反応があります。

顧客数が多いことは時代が変化しても顧客に様々なサービスを提案できます。


ユニクロという会社。私たちに生き残るヒントを与えてくれ、事業を安定できるチャンスをくれてているような気がします。

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長野県伊那市にある伊那食品工業という寒天メーカー。

従業員400人。売り上げ高200億円の中小企業です。

この会社の経営方針は、以下の通りです。

1.人件費はコストではない。だから、リストラはしない。

2.社員が安心して働けるように、年功序列を守る。成果主義、能力給は導入しない。

3.急成長は必ずしも善ではない。低成長でも末広がりの「年輪経営」を目指す。

4.売り上げや利益は目的ではなく、企業経営の手段にすぎない。企業の成長とは、去年より今年と、社員が幸せや豊かさを感じられるようになること。

この企業に最近でも6つのテレビ局から取材の問い合わせがあったということです。

注目される理由は、日本企業が伊那食品の経営の在り方に今後のヒントを見つけたいということだと思います。

私自身も大変参考になります。


当社売上の目標は、前年対比5%と設定しています。

「たったの5%?、どうして?、高い目標があってこそ成長があるのではないか?」

と思われると思います。

10%、20%UP。できるだろう。これぐらい・・・

実際、出来ません。

(結果としてそうなることはありますが・・・・)

私が5%にしている理由は、ちょっと努力すれば届きそうな目標値だからです。

人間、すべての人が優秀で、目標通りに動けるとは限りません。

昔から言う、「2、6、2の法則」がどこの会社にもあるのです。

2割の優秀というか会社を引っ張っていく社員が、6割のどうでもいいと考える社員を使い、2割のやる気のない社員の肩を持つ。

優秀だろうという人を集めても、「2、6、2の法則」は成り立ちます。

(アリやミツバチの世界でもそうなるそうですよ)

その辺を十分に理解されて経営をなさっているのではないでしょうか?

「社員を安い給料でこき使い、社内はギスギスして、仕入先にも無理強いをして必要なメンテナンスや設備投資もしない。それで最高益を出したからって、いいわけありません。」


当社取引のある大手企業では、現在、事業の再編もあり、派遣を切っています。

不足する人材は他の部門から回したり、転勤でまかなう方針だそうです。

派遣には2か月程度前には言い渡していあるのですが、職場の仲間には何の説明もしていないそうです。

「Aさんは今日で終わりです。」と突然告げるそうです。

先ほどの伊那商品さんの経営方針と真逆です。

こんな会社がいい会社になるとは思えません。

名の通った会社だから許されるのでしょうか?

今こそ、大企業も含めて、「会社は何のためにあるのか?われわれの使命は何なのか?」ということを考えてみる必要があるのではないでしょうか?

急成長しない、年輪のようにゆっくりと成長する、そんな会社になりたいと思いました。

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景気が底を打ったということを言われることもありますが、なんとなくそんな感じはしません。

地方はちょっと遅れてやってきますから底を打ったという実感は秋ごろなのかもしれません。

最近の消費者が「持たない生活」をするようになってきました。

たとえば、自家用車。

カーシェアリングというシステムで必要な時に予約をネット経由で入れ、必要な時間だけ使う。

田舎に住んでいると自家用車は必需品ですが、都会で所有していても使う機会が限られてしまいます。

私の妹は、目黒に住んでいますが、子どもも大きくなってくると家族全員で外出する機会がめっきり減りました。

遠出は富山に帰省するときぐらい。

3年目の車検の走行距離が5,000キロだったそうです。

オイル交換もしていません。

このまま所有していても経費ばかりかかるので手放そうかと考えているようです。

このような人たちが増加して、車を買わずに使いたいときだけ借りる。

今や、高級ブランドバックなどにも広がりを見せ「持たない生活」を満喫する時代になったのかもしれません。


当社の近くのペットショップでは、犬のレンタルをしているそうです。

1時間1,000円、2時間2,000円、1日3,000円だそうです。

近くに五福公園というとても大きな公園があるので、そこで犬と遊んで満足をして帰ることができます。

(もっともペットショップの事情で売れ残りの犬の散歩にはうってつけなのだそうですが・・・・)

今の若者はステータスの中に、「自家用車」は入っていないようです。

もしかしたら、そのうちに「家の所有」もなくなるのではないでしょうか?


私は約20年前にヨーロッパに行った時の光景を忘れることができません。

オランダの中心部だったのですが、ゆったりと流れる川のほとりに木が植えてあり、その下に散歩道がありました。

その外側には道路があり、あまり車は通っていません。

そしてその外側にアパートメントが並んでいます。

窓辺には色とりどりの花が咲き、なんとも言えない美しさがありました。

アパートメントの下では、ベンチが置いてあり、老夫婦がお茶を飲みながらゆったりとした時間を過ごしています。

また、川のほとりを散歩する人も少なくありません。

現地のガイドさんに聞くと、

「オランダの人々は、若いころは、庭付きの一戸建てを借り、子育てをします。子供が旅経つと自分たちの好きな所に住み、畑やガーデニングをして楽しみます。いよいよ老後になると、都心のアパートメントに移り住み余生を楽しむのが普通です。」

と言われました。

ヨーロッパでは、家を所有するという考え方はあまりなく、自分のライフスタイルにあった所に住むという方が多いのです。

日本もこれからそのような考えをする方が多くなってくるのではないでしょうか?

そのようになってきた時の消費行動を考えながらどのような需要があるのかを考えていく必要があるのかもしれません。

 

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地域経済を研究している日本政策投資銀行のエコノミスト、藻谷浩介氏の言葉。

「もはやほしいものがなくなった」ところに、「所得の伸び悩み」が加わり、消費の不振が続いた・・・・とは日本の消費不振の説明としてしばしば用いられる慣用句です。

氏はそうではなく、「消費が不振なのではない。消費者が不足しているのだ。」

と・・・


沖縄のGMS(総合スーパー)の売り場の例を出して説明をされています。

通常、家電売り場は2階以上の上層階に置くのが通例です。

それを沖縄では、1階に置いて消費者、特に購買決定権のある女性にターゲットをおいているそうです。

沖縄の人口は増加傾向にあり、消費活動が活発です。

それをあえて通例通りにしないで、消費者側により近い場所へ家電売り場を持っていく。

女性は食料品の買い物のついでに最新の家電を品定めすることができます。

購買しようと思う消費者に商品、サービスを消費者のより近いところに届け、利便性を図る。


不況の中でも、順調に売り上げを伸ばしている会社もあります。

何が違うのかというと、購買、サービスを受けたいと思う消費者に自分の会社が到達していないということだと思います。

自ら需要を創造していない、または、現状に満足することなく市場に語りかけていなかったのが原因ではないでしょうか?

当社もまだまだそういう意味では反省すべきところもあります。

自分たちを求めている顧客へまだまだ届いておりません。

全社員を上げて取り組んでいきます。

そして景気に左右されない企業体質を作っていきたいと思います。


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001_R.jpgゴールデンウィークも終了し、旅行に出かけられた方も多いのではないでしょうか?

新聞によりますと、国内JR、飛行機は減少、JHの一人勝ちという結果だそうです。

1,000円は安い!!

差額は国が支払うということですが、結局は国民が支払うことになります。

たんす預金とか言っていますが、結局は税金。

ETC機器がついている普通乗用車までの車とバイクのみが対象で、ついていない車、大型車は対象ではありません。

税の不公平感もあると訴えている方もおられますが、そもそも税の不公平はある話。なくなりません。

それよりも、2年間と言わず未来永劫で高速道路の料金を1,000円にしてほしいものです。

そうすれば、休日に混雑することなく平均化できるかもしれません。

人々が移動するということは、経済面からいっても歓迎すべきことだと思います。


「直観の7割は正しい」  羽生善治

決断力という書物で述べられています。

「私は人間のもっている優れた資質の一つは直観力だと思っている。というのも、これまで公式戦で千局以上の将棋を指してきて。1局の中で、直感によってパッと一目見て「これが一番いいだろう」と閃いた手のほぼ7割は、正しい選択をしている。将棋では、たくさんの手が読めることも大切だが、最初にフォーカスを絞り、「これがよさそうな手だ」と絞り込むことが、最も大事だ。それは直観力であり、勘である。」

私は将棋をしないのでよくわからないが、プロは二千手ぐらいを読むことができるそうです。

できたとしても、その中の9割は捨て去ってしまう手だそうです。

残る1割の中で一番良さそうだと思われる1手を選択する。

最後は決断力ということになるのだろうが、我々凡人にとりましてまず「考える力」から疑わしいことです。

プロは二千手も考えられるが凡人はその100分の1ぐらいが関の山。

そうするとあとは直観力に頼るしかないのかもしれません。


自慢話になるかもしれませんが、私の義兄は鹿児島ラサール高校を卒業、東京大学を卒業しました。

私には到底無理。と諦めざる負えないところです。

その義兄がまだ若かった時におっしゃった言葉で印象的なことがありました。

「僕はすごいく苦労をして、勉強時間も人の倍もして東京大学に入った。しかし、同級生の中にはわずかな勉強時間で何の苦労もせず、入学できたものがいる。しかもとても優秀なのだ」

と嘆いておられました。

「頭のいい人は悩みがない。悩むまえに考えられるからだ。」

そもそも悩むということは解決できないことがあるから悩むのです。

では、私たち凡人はどうすればいのでしょうか?

私が、若かりし頃から取り入れているのが「直観」と7割です。

第一印象はとても大切にしています。

私自身も初対面のひとに対しては、ベストを尽くします。

その時に感じる印象を大事にしながら直観力を頼りに判断材料を探します。

凡人の私にとりまして、全部考えることはできません。

自分の考えられる中で7割ぐらいまで達したと思われるところで結論を出します。

そうすれば、大きな間違いがありません。

また、時間もあまりかかりません。

私の友人に言わせると「7割の思考すらしないうちに3割ぐらいで結論を出しているじゃないか?」

と言われますが自分では、7割考え直感を大事にしているつもりです。

ちゃんと考えてるのですよ。Nさん。

あまり深く悩まないようにはしています。悩むと気分がめいりますから・・・・・

(そのためなのか、白髪もないしはげてもいないのかも・・・)

その、直観力を磨くために人は勉強し、知識を得ようとセミナーに参加し、人と話をするのかもしれません。

皆様はどのような状態になったときに結論を出しておられますか?


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富山経済同友会は昭和36年、107名の県内経済人によって設立された由緒ある会です。

会員も、インテック、北陸銀行、北陸電力、日本海ガス、三協立山アルミ、北日本新聞社など県内の名だたる企業が入会されています。

今回、増山電業社長、増山さんから誘われて新年度から入会しました。

私ごとき企業が入会するのも憚れたのですが、大高建設社長大橋さん、牧田組社長牧田さんもいらっしゃったので少しは安心しております。


4月22日午後3時から総会があり、その時の中尾哲雄代表幹事の挨拶に興味深いお言葉がありました。

「グローバルスタンダードは競争原理主義、至上主義をその根本に置き、弱肉強食の経済社会を作ってきた。企業の目的は競争そのものではない。公正な競争を通じて技術を高め、サービスや商品の品質を高めて社会の発展に貢献していくものである。そして活動の基盤に"倫理"道義"がなければならない。経済不況の中で特に企業倫理の反する企業犯罪が多発しているように思う。「道義的には、あるいは倫理面で問題はあるが、法は犯していない」という言い訳をよく聞く。賢明な諸兄にこのことについてこれ以上語るつもりはない。」

本当にその通りであるとおもいます。

中尾代表幹事の付け加えられた言葉で締めくくります。

「法律は、人間が作ったもの。経済状況の変化などでいかようにも変わる曖昧なもの。間違いや、抜けがあるのが法律だ。法律は絶対のものではない」


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日経ビジネス2009.4.20号にケーズデンキ社長加藤修一さんの言葉がありました。

家電量販店と言われる会社の社長である。

「1位にならない様に、頑張らないようにする。それが私たちの経営なのです」とおっしゃっています。

企業経営からすると矛盾と抵抗がある経営哲学だと思います。

「4位が1位を目指しているかと言えばそうではない。むしろ1位を占めた会社はやがて力を失ってしまう」

家電量販業界ではそういう例が多いそうです。

星電気、第一家庭電器、ベスト電器、コジマなどはその例です。


なぜ頑張らない経営が成長し続ける企業となりうるのでしょうか?

ケーズデンキでは、従業員にノルマは課していません。

ノルマがあるとノルマ達成が難しくなると顧客が必要としている商品ではなく、利益率や売価の高い商品を無理にお客様に売りつけることになってしまいます。

ところが顧客は「こんなものを買わされた」という不満が残り、二度と戻って来ません。

また、メーカー取引にまで影響してきます。

「売れない商品を大量に仕入れてしまうケースも出てしまいます。

また、ポイントサービスもしていないそうです。

10%ポイント還元といわれると、もともと値引きできるのであればできるのではないかと思ってしまいませんか?

顧客を混乱させてしまう危険が大きいからです。

「顧客から求められるものやサービスを提供して滅んだ会社は、かつて1社もない。だから安心して私たちの信じるやり方でけーッ図を成長させていこう。」と加藤社長は従業員に説明してるとのこと。


私もそう思います。

1位というのはつらいものです。孤独です。

圧倒的な差がついた市場では別かもしれませんが、ほとんどの場合は無理をした経営の結果ではないでしょうか?

従業員に無理を強いる、資金繰りで無理をする、仕入先、下請け企業に値引き要求をする。

いいことではないと思っています。

企業努力をしてコストダウンして、それを理解してくれる顧客が納得して購入、サービスを受け入れてくれる。

それにより適正な利益を得、成長を続ける。

今までは急成長する会社、店頭公開するとかが一番いいと思われていたと思います。

その結果、企業理念にそぐわない株主が出てきて、結果的には乗っ取り、挙句に果てには経営者が追い出されてしまうこともあります。

私は、これからの企業経営は「頑張らない経営」だと思います。

身の丈に合った経営をしながら、着実に成長し続ける。

不況も関係ない、世の中の動向に左右されない経営をしていく会社こそが今後、生き残ると思います。



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「独立して成功していますね」と言われることがあります。

「はあ、まあ、お陰様で・・・」とついついいい加減な返答をすることがあります。

そう言われた時の自分に自身が持てていないからです。

「成功者」とは一体どう理解すればいいのでしょうか?

収入? 地位?  企業規模?  従業員数?

どれなのか結論できません。

私の場合を考えてみましょう。(ちょっと自慢話ににもなるのかもしれませんが、了解ください)


まず、収入。

11年前、サラーリーマンをしていたころの収入は6年ほど前に超えました。

現在は、年収があっても手取りが少ないのに驚いています。


地位。

独立したので、代表取締役です。いわゆる社長というやつです。

社会的に見ても評価はあるのかもしれません。


企業規模。従業員数。

便利屋という性格もありますので一概に世間一般と比べることはできませんが、日本の同業者の中でも従業員数は多めの20名。売り上げも2億円と多いほうだと思います。

2年前に税務署から調査に入られたのですが、その理由が「便利屋という業でどうしてここまで売り上げを伸ばしているのか疑問だったので資料として調査したかった」とのことでしたのでトップレベルなのでしょう。

これらをすべて含めて「成功者」と定義できるのかもしれません。

また、その解釈でいいのだと思います。

しかし、私自身は少し疑問があります。

「自分は本当に社会に役立っているのだろうか?他にできることがあるのではないか?」と考えてしまいます。

そういう意味では「成功者」ではないのではないかと思います。

真の成功者は、常に目標を持ち、そこへたどり着こうと邁進している人。

成功したとは思いたくない人。

現在は、通過点でしかないと向上心の塊のような人。

事業だけではなく、趣味、芸術などの分野でも同じではないかと思っています。






 

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HN:
伊勢 徹
年齢:
65
性別:
男性
誕生日:
1960/05/18
職業:
会社役員
趣味:
ゴルフ
自己紹介:
両親、妻、犬(ラブラドール:ブラック:名前アッシュ)ネコ(雑種:チーコ)の4人+2匹と生活。
長女、長男は大学生で東京でそれぞれ一人暮らし。
腰の手術をしてからは、大幹を鍛えることに意欲を見せ、筋力UPに努めています。
自分では「まじめな人間」だと思っているのですが、「しょわしない(落ち着きがないという意味)」「面白い人」「いい加減」といつも言われます。
性格は母親に似ているのかもしれません!!

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