身近なアイドルとして売り出し、まるで素人のような子供たちをアイドルに仕立て上げ、それを支えるファンを作っていった、AKB48。
秋葉原の小さな劇場では、その息使いまでも感じられる距離感に、ファンは魅力を感じています。
私たちのころは、アイドルに会うのはコンサートで遠くで見るぐらいしかありませんでした。
生写真を買ったり、等身大ポスターを雑誌から切り取ったり、苦労して身近に感じようとしたものです。
アイドルはおならをしないと信じていた時代です。
AKBブームが沸き起こり、身近に触れ合えるアイドルは全国に広がり、富山でも「ビエノロッシ」というメンバーが活躍しています。
今回の事件、CDを買った方には握手会に参加できるという特典を利用して、身近なアイドルと言葉を交わし、握手するということでした。
ファンであれば、舞い上がりますよね。
事件を起こした男は「殺すのは誰でもよかった」と言っています。
犠牲になったメンバーと勇敢なアルバイトの方は、まさかこのようなことになるとは思ってはいなかったと思います。
お見舞いを申し上げたいと思います。
このような事態になったことで、AKBのビジネスモデルは再構築する必要が出てきていると思われます。
身近に感じることができるアイドル。ここに一定の線引きをしなければならないことは、明白ではないでしょうか?
アイドルは高嶺の花だからアイドルなのではないかと思う私にとりまして、AKBを頂点とする各アイドルグループはアイドルではなく、売れないころのアイドルという印象をもってしまいます。
劇場から飛び出したアイドルの卵が雛になり、成長した時点で卒業させ、違うグループを作るということも考えてみるのもいいのではないでしょうか?
今回の事件、警備体制に問題があったというのもあるかもしれませんが、AKBというのを作ったころからのビジネスモデルはもはやなく、アイドルとしてのモデルになってしまっていることへの警告だったのかもしれませんね。
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