2日連続のノーベル賞受賞。
昨日は物理学賞で梶田隆章さん。一昨日は生理学・医学賞の大村智さん。
梶田さんは、東京大学宇宙線研究所というニュートリノを研究する神岡にある施設の責任者。奥さんは98年から大沢野に住まわれています。
受賞の理由は、「ニュートリノが質量を持つことを示す振動の発見」です。
ニュートリノは何べん読んでもよくわかりませんが、その質量を持つということ自体が当然のような気がするのですが、当然であるということを言う自分の根拠もよくわかりません。
そして、大村さん。
受賞の理由は、「寄生虫による感染症の治療法に関する発見」です。
1974年。伊豆半島伊東市にある川名ゴルフクラブ近くの土から見つけたカビに似た新しい放射菌。
試験管に入っている培養液の一つの色がこれまでにない色をしていたので、それをマウス実験したら、寄生虫に効くということが判り、家畜で効果を上げたそうです。
その後、アフリカで流行していた「河川盲目症」に使用し、毎年4万人の失明を防いでいるそうです。
北里大学の特別栄誉教授をされています。
細菌と言えばやはり北里大学でしょうか?北里柴三郎さんが創設した大学で有名ですが、破傷風の抗毒素の発見とペスト菌の発見をされています。
日本人が2人も、そして2年連連続の受賞は、日本の研究の高さを示しているのではないかと思います。
地道な努力の上に成り立った成功。
私たちはついつい派手な行動を称賛しがちです。
しかしながら、毎日の地味な努力を怠れば、成功はあり得ません。
肝に銘じておかなかればならないことですね。
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