全国的にも晴れの11月1日です。
そして、気温も上がって富山でも24度が予想されています。
本当に穏やかなスタートを切ったようです。
しかし、世界の情勢、日本の抱える諸問題は今日の天気のようにはいかないようです。
日本の抱える問題は、今は「TPP、タイの洪水、記録的な円高」のほうに移ってきました。
特に深刻なのは「タイの洪水」です。
私自身、海外貿易とは全く関係のない仕事ですので深刻に考えることはなかったのですが、上場企業の今季見通しで2ケタ減益を予想する企業が出たきたことは、憂慮すべきことです。
それほどまでにタイに生産工場があり、タイで生産されたものが日本や東南アジアを中心とした地域に輸出されていたとは思いませんでした。
ホンダの2輪は今期の生産は絶望的ということです。
涙ぐましい努力をされた企業もあるようです。
製造業の命である「金型」を事前に持ち出した企業。
間に合わなかった企業は潜水夫を雇い、水の中から引っ張り上げ、お手製のいかだに乗せて運んだ企業もあるということです。
しかしどれぐらいの損害となったのでしょうか?
設備関係だけでも相当な金額になるはずです。
電子部品関係はほとんど全滅でしょう。
現在は日本、アメリカなどの自動車関係を中心にして生産調整をしなければならないことは判っていますが、長期化する見通しとなればもっと深刻になる可能性もあります。
しかしながら、いい風に考えれば、東日本大震災の復興、タイ洪水の復興などで多くの需要が予想されます。
NC工作機のコンピュータ、生産管理関係設備、工作機そのものなどでは需要が期待できます。
そのうちにまた、日本のお得意い分野の需要が発生します。
ここは、「忍」の一文字で頑張るしかありませんね。
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