今日の富山は、この秋の最低気温を記録し、寒い朝となりました。
日本中が大陸からの寒気にすっぽりと包まれ、11月下旬並みとのこと。
冬もすぐそこまでやってきています。
スペイン、カタルーニャ地方の独立問題は、混乱していますね。
独立に反対する市民は、10月29日に30万人という大規模なデモを行いました。
スペイン政府は、カタルーニャの州議会が一方的に独立宣言したことに対し、州の自治権をはく奪し、州知事のプッチダモン氏を解任。12月21日に州議会選挙を行うと発表してます。
現在のところ、独立したという状況ではなく、一方的に宣言したという域を出ていないようです。
私は、今年の5月にスペインに行きました。
スペインは、年間6800万人程度の外国人観光客が押し寄せ、莫大な外貨収入を得ています。
日本の外国人旅行客は2000万人ですので、その3倍強の外国人が来ているということになりますね。
スペインでも特に人気なのは、バルセロナ。
サクラダファミリアなどの歴史的建造物や、市場、教会など中世の風情を残す、魅力ある都市です。
港も整備されており、輸出入の中心となっています。
私が旅行した時には、このような騒動にはなっていなかったのですが、現地ガイドさんからは、「窓から旗が下がっていますよね。これは国からの独立を支持する家の印ですよ」と説明がありました。
その時は、遠い将来の話なのかと思っいたら、わずか4か月後にこのような混乱になるとは、思ってもいませんでした。
スペインは、1970年台まで政治的にも混乱を極めた、王制国家で「制限君主制」と呼ばれています。
今から45年前まで民主化されていない国だっと言えます。
元々独立志向のあった州は、カタルーニャ州だけではなく、北部の週では、スペイン語だけではなく、カタルーニャ語という言葉も学校で教えているそうです。
独立した場合、EUからの離脱、そしてバルセロナ港に集まっていた貿易コンテナは、減少し、経済的にも損失を受けるのは判っているにも関わらず、このような事態になるのは、近年の「ナショナリズムの台頭」が原因となっているのかもしれません。
アメリカ第一主義と唱えている、トランプ大統領の考えは、果たして正しかったのか?は、後世になって判断されるんでしょうね。
日本では考えられないことが起こっているのですが、この件は、注目していきたいと思います。
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