9月1日から3日まで行われていた、八尾の「風の盆」が終了しました。
なぜ、風の盆という名前になっているかと言いますと、9月1日頃、八尾では風が強まり、雨も良く降りだすそうです。
ちょうど農業の暦上、210日目にあたり、その風を鎮める踊りを踊ったことが始まりとされています。
江戸時代から続いているのですが、このおわらが有名になったのは、「風の恋盆歌」。石川さゆりさんが1989年に歌い、日本レコード大賞を受賞したことが一つのきっかけになっています。
今年は新幹線開業もあって22万人の観光客が訪れたようですが、日帰りされた方もあったようですね。
八尾町では幼稚園の時から踊りを踊らされます。中学生になれば、もう一人前の踊り手のように踊れるようになるようです。
大人になってからも練習が続き、30才前で踊り手としての卒業を迎えます。
女性は傘を顔を隠すようにかぶり、首のうなじをさらに艶っぽく見せます。
男性は男踊りと言われる力強い踊りを見せてくれ、女性と一緒の踊りでは、さも恋人同士のような踊りを披露してくれます。
この日のために一年中けいこを続け、この日のために一年を過ごす。
私はここしばらく八尾へ出かけていません。
来年はぜひ、出かけて生の踊りを見てきたいと思います。
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