昨日、銀行の支店長が転勤のご挨拶と言うことで当社にこられました。
この銀行さんとはお付き合いがありませんが、個人的には口座を持っています。
個人口座には大したお金を入れるほど持ち合わせているわけでもなく、相手は新規開拓という大事なお仕事があります。
むげにも御断りをすることができません。
その時のお話。
「どうぞ当社でお金を借りてください。」
「当社は当座預金を持っていません。必要としていなからです。小切手を振り出すこともありませんし、なによりも手形をもらわないようにしていますので・・・」
「いいことですね。」
手形というものは麻薬のようなものです。
振り出すことはもちろんのこと、一旦貰ってしまうと割り引くか回すしかありません。
これが資金繰りを悪くします。
手形のために資金を用意しておかなかればならない事態まで発生します。
入ってきたお金で支払う。このことが実は一番難しのです。
知り合いの経営者のかたは、手形割引手数料の交渉や、運転資金の調達のために銀行との話し合いに時間をかけている方もおられます。
時間がもったいないですよね。
かと言って当社もいつそのような状況に陥るか判りません。
一種の「保険」と思って銀行さんとのお付き合いをしております。
銀行というのは何のためにあるのか?
私は「預金するため」と思っていましたが、どうやら違うようです。
「借りるところ」なのですね。
借りないひとはお客様ではないのです。
そのへんをしっかりと認識している必要があるようです。
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