今日の午前中に、見積もりにお伺いさせていただいた方は、30年前から一人で生活され、現在90歳の女性の方でした。
数日目に自動車を運転中に事故を起こし、親類の方が心配をされ、自動車に乗ることをやめさせました。
富山のような地方では、運転ができないということは、行動範囲が極端に少なくなります。
買い物はもちろん、通院でさえ難しくなります。
そこで、介護を受けることにされたとのこと。
ヘルパーさんが家に来ていただいて、料理や掃除などをしてくれるのですが、そこが問題でした。
長年の一人生活は、台所をひどい状態にしてしまいます。
茶碗や皿はシンクに洗わずに置きっぱなし。当然、使い物になるはずがありません。
床は油でべとべと状態。
冷蔵庫の食品は大半が腐っています。
独居老人で女性は大概、このような感じになってしまいます。
理由は、男の目、つまり夫の目がないからです。
独居老人の家にも来客はあります。
そこで、来客を招き入れる部屋や玄関だけはきれいにしておくのです。
今回の見積もりは、包括センターの方も立ち合い、親族の方も立ち会って頂きました。
とりあえずは、台所、トイレを中心にして、少しだけ快適な場所を作り、それが普通になってきたら、寝室や納戸をきれいにしていくという方針にさせて頂きました。
ご高齢の90歳。ちょっと前まで自動車を運転できるほどだったのですが、年齢には勝てません。
益々衰えていくであろうこの時期に、私たちがお手伝いをさせて頂ければと思い、帰路につきました。
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