昨日、アメリカ海軍の艦船が中国が実行支配する、南沙諸島の12カイリ以内に入り、中国をけん制したという報道がありました。
ついにアメリカが行動に出たという感じです。
米海軍イージス艦「ラッセン」が朝、12カイリ以内に侵入すると、中国海軍も威嚇行動を取り、中国がアメリカに強く抗議しました。
ここまでは、シナリオ通りの展開と言えるのかもしれません。
先の米中首脳会議の席上ですがも南沙諸島のことを話し合われていたそうですが、話し合いにもならず、オバマ大統領のメンツをつぶした恰好で終わったそうで、今回はその報復とも受け止められます。
今日の報道では、12カイリ以内の航行を続けていうということです。
中国はだれも実行支配していない島、島と言えない浅瀬を絶好の好機と見て、国際ルールをへし曲げ、自国の領土としようとしています。
日本の尖閣諸島問題もその一連の中に含まれます。
これ以上、極東地域で中国の横暴な振る舞いを認めていたら、中国がますますやりたい放題ということになってしまいます。
折しも日本では先の通常国会で安全保障関法案が可決したばかり。
日本側の今後の行動も変えられる事が決まったこのタイミングは、アメリカにとっても大変有意義なことになるのではないかと思います。
長期戦を帯びてきた今回の問題。
アメリカはメンツにかけても一定の譲歩を中国側からもらわないと引けない状況になってきました。
中国は撤退するのでしょうか?するとしたらどのタイミングになるのか?
注目していきたいと思います。
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