6月も今日で終了。当社の決算日でもあります。
1年の結果を今日で締め、赤字か黒字かを出す日です。
今日のために1年間、戦って来たと言っても過言ではありません。
さて、どうなるでしょう?結果は1か月後に判明します。
週間「ダイヤモンド」に「物流システム大異変」という記事がありました。
荷物が届かない・・・物流大パニック再来?とう内容です。
このお歳暮商戦で取り残される荷物が増加するのではないかということですね。
物流を支えているのは、トラックです。
佐川急便が荷主の値下げで利益を出しにくくなった折り、長距離運送を下請けに出しているのですが、それを最大で12%の値下を要請したとのこと。
それがきっかけで下請け運送業者が運送拒否という強硬策に出ました。
その結果、業界全体に荷物が流れ、パニック状態になったそうです。
仕方なく佐川は荷主へ値上げ要請をし、その中の一つがアマゾンでした。
アマゾンとは決別という事態に発展し、それをヤマトが引き受けると事態になり、さらに混乱。
現在は落ち着いてきているようですが、お歳暮商戦は遅配が発生するのでないかと思われます。
私たちはネット経由で商品を購入することに慣れ、その恩恵を受けています。
最近ではその日のうちに配達するというサービスや、配送料無料といったサービスは当たり前のようにも感じています。
しかし、本当にこれでいいのでしょうか?
人が動けば金も動きます。
物が動けばその分のエネルギーが使われます。
「ただ」だということはありえません。
私たちはそのエネルギーに正当な料金を払う必要があります。
払わないとその影響が下請けの中小企業に及んでしまいます。
中小企業は企業努力の限界を超えると、その取引先から去っていこうとします。
利益が出ないし、精神的にもつらい思いをするからです。
去った中小企業は必死になって次の取引先を探します。
そして新たなパートナーと取引を開始し、その中で努力します。
今回の場合は、やりすぎた値引き交渉は下請け企業だけではなく、業界全体にまで影響を及ぼしてしまうという事例になったのではないかと思います。
数の論理では大企業が有利です。
しかし、中小企業がいないとその業界が成り立たないのも事実だということを如実に表した例ではなかったかと思います。
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