世界で初めて原爆を投下してから70年の月日が流れました。
人類で、原爆を経験したのは日本だけです。
なぜ日本に実採用されたかは、専門家の意見を参考にすると、「戦争終結後の対ソ連対策」、「終戦の速さ」、「核兵器の実使用実験」などがありようです。
敗戦濃くなって来た昭和20年。日本本土に爆弾が投下されてきました。
ここ富山は8月1日の夜中。
富山の中心市街地のほとんどが焼けました。
私の家は呉羽山のふもとにあり、焼夷弾を投下してもさほどの影響もなかったようで、戦火からは逃れたのですが、その夜には親類の方が沢山やってきたと聞いています。
たった1発で焼き尽くす原爆は、確かに戦争を終結させるためには有効な手段だったと思います。
対ソ連対策とは、京都も原爆投下の対象になっていたようですが、投下してしまうと、戦後処理の時に日本人がアメリカを嫌い、ソ連側につくのではないかということを恐れたようです。
歴史ある日本の遺産を焼き尽くされれば、敗戦した日本人の心はアメリカに行かない可能性は高いでしょう。
核の実使用実験は、なにも日本を選ばなくても良かったのでは?という思いがありますが、これも最初に日本がアメリカに攻撃を仕掛けてしまったのですから、致し方ないことかもしれません。
今だに先の大戦のしこりがのこる今、その思いをつなぐことは重要ではありますが、対外的には時間が解決することを望むしかないかもしれません。
戦後70年もたっているにも拘わらず、日本人にとって忘れることが出来ないこの日、今日だけでも戦争することの愚かさを考えていたいと思います。
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