昨日、天皇陛下が「生前退位」のお気持ちをビデオで表明されました。
このことは日本だけではなく、韓国、中国、イギリス、アメリカだなどでも報道され、注目度の大きさが判ります。
陛下は「象徴天皇」としての役割をこれから果たせるかということに不安をお持ちで、生前に退位することにより、国政に滞りをきたすことはないのではというお考えです。
生前に退位するということは、さまざまな問題があるようです。
元号の問題。現在は天皇が崩御されてから元号が変わりますが、生前退位の規定はありません。
皇太子の問題。生前に皇位継承された場合、次の皇太子は置くのかという問題。
退位された元天皇の名前。過去には上皇、法皇などの呼び名は使われたことがありますが、現在、規定がありません。
退位された後のお住まい。天皇、皇后両陛下は皇居・御所にお住まいですが、皇太子さまが御所にお移りされた場合、皇太子さまのお住まいに住むのもおかしな話ですね。
様々な問題が発生するようですが、天皇の今回のお言葉を重く受けとめる政党も多いことから、「生前退位」に向けて大きく動き出すことには間違いがないようですね。
82歳のご高齢であることを考えれば、早急な検討が始まることを期待したいものです。
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