新年の社長あいさつで、「各人の今年取り組む課題」について、社長(私)から社員一人一人に課題を与え、さらに自分で思う課題を書いてもらい、その項目を達成するための「面談」を先週から開始しました。
その課題に対し、直長がどのように考えているかの「コメント」も掲載できるようになっており、誰でも閲覧できるように、エクセルデーターで共有のハードディスクに保管してあります。
文章の下手、上手いは抜きにして、その課題が説明出来ているか?、そしてその方向といつまでに達成するかということが議論の対象にしています。
今までは、課ごとに課題を出し、それを課長と会議をしていました。
この方法はそれなりに良い結果が出たのですが、個人個人の思いが最終権力者(社長)まで届きにくいという欠点がありました。
「Aさんは何を考えているのだろう?」「行動に表れていないようだが、直長がうまく伝えきれているのだろうか?」
様々な疑問を持ち、これはやはり個人個人のレベルまで落として一人一人と面談をして、風通しを良くしておかなければならないという結論に達したのです。
1回目の面談では、社員一人一人が思っていることと、私(社長)が望むこととの食い違い、そして直長の思いとのずれが発見できました。
私は、人間の個性は様々で、短所をなくすことよりはまず、長所を伸ばしていくことの方がはるかに貢献度が上がると思っています。
長所が伸びれば、短所は目立たなくなります。(なるはずです)
昔から言うじゃないですか、「あばたもえくぼ」と・・・。
その辺の気づきをしてもらい、課題の取り組みに修正を入れてもらうことにしています。
そこから、です。
課題を解決するためには何を、誰と、どのようにすればいいのかを具体的に検討していきます。
今年の課題、ということですが、途中で課題の修正もあるかもしれません。
それはそれでいいのです。私も見間違え、その個人も直長も見間違えていたのですから・・。
面談した社員は、最初は不服そうな顔、憂鬱そうな顔をしていました。
しかしながら、30分もすればその顔に「笑顔」が戻ってきました。
内容を理解し、課題が見つかり、それをどう解決するかの一筋の道が見えてきたからだと思いまます。
一人一人のスキルをアップさせることは大変難しいものです。
自分が出来るから、これぐらいは出来て当然だ。と上司は思いがちです。
でもそうではありません。
その辺を塩梅良く、導いていくのも直長の仕事であり、社長の仕事でもあります。
良い結果が出るのは、時間もかかりますが、あきらめず、じっくり話し合いながら行っていきたいと思います。
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