ある男性、82歳の方、痴呆と診断されて 約2年。痴呆予防?の薬を飲んでいました。
最初の頃は、「効いているな~。」という印象を受けていましたが、ここ半年ほどで随分と進んでしまいました。
要介護も3級に。
私は専門家ではないのでどのような状態になると3と判断するのかはわかりませんが、家庭内では随分と困ったことが起きていたようです。
お昼寝をするのですが、起きた時に寝ぼけるということ。
朝だと勘違いをして、朝ごはんを要求するそうです。
また、「これから・・・に仕事にいかなかればならない」と言い出す始末。
仕事を辞めて20年以上経っているというのに・・・。
そして最近は、夜のおしっこの回数。なんと6回以上だそうです。
身体的には問題がないので自分でトイレまで行きます。
ところが、あるときからトイレを間違えるようになってしまったとのこと。
押し入れの戸を開け、用を足そうとした時には、奥さんが制止し、ひどいことにはならなかったようです。
現在でも夜のおしっこの回数は変わらず、その代わりにズボンを汚してしまうということです。
奥様は精神的に耐えられなくなってきており、施設への入所を考えているという話でした。
このお話を聞いた後にある老健施設へ行き、今お伺いをした話をしたところ、「痴呆の3は大変です。頭が普通の身体的な障害の3はまだいい」ということをお聞きしました。
なるほど、そうなんだ。ボケるということは家族に相当な負担をかけてしまうことなんだ。
現在、進められている「ピンピンコロリ」運動。(正式名称ではありません)
軽い運動をする、プールで歩く。車に頼らないで生活する環境にいる。
筋肉と脳に適度な刺激を与え、健康なカラダを維持する。
体も頭も元気な状態を維持しつつ、老後を送ることは、家庭にも社会にもとってもいいことなんだということが良く分かりました。
さて、私たちはそうなれるでしょうか?
今からをウォーキングをする、ジムに通うなどして、筋肉の維持に努めなかればなりません。
さあ、明日からと言わず、今日から運動しましょう!!
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