今日4日から仕事となりました。
朝より社内新年挨拶式をしたあと、お取引様への挨拶へ4名で出掛けてまいりました。
今日からお仕事という会社がほとんどのようで、訪問させて頂いた会社で挨拶が出来ました。
昨日から降り始めた雪は、さほど積もることなく、降ることもなく仕事はじめとしましてはちょうどいい感じではなかったかと思います。
お休みと言うのはあっと言う間に終わりますね。
皆さまはどこかへ出かけられましたか?
私は遠出することもなく、その辺をうろちょろしただけでした。
その中で唯一ご紹介したいのは、「志の輔のこころみ」でしょうか?
3日の午後の部を観てきました。
志の輔さんと言えば富山を代表する落語家「立川志の輔」さんです。
ご存じの方も多いとは思いますが、故郷富山に「てるてる亭」という落語ができる会場で毎月1回、落語会を開いておられます。
志の輔さんによると常設の落語小屋は東京、横浜、名古屋、大阪とここ富山にしかないそうです。
自慢すべきことだと言っておられました。(このくだりは何度も聞いています)
北陸銀行さんがバックアップされているお陰で続けられているのも事実ですが、志の輔さんがお忙しい中、毎月帰富されて落語をされているからだと思います。
本当に富山思いの方ですね。
今回は、「柳屋さん生、ルーボーイーハーズ」も出ておられました。
どちらも富山出身の方です。
まくらで志の輔さんがおっしゃったこと。
「よる年には勝てずに膝の軟骨が減ってきています。信頼している富山の医者に見せたところ、医者自身が膝に軟骨がなくなってきていたのでコラーゲンを注射したところ痛みがとれた。そこで自分も打ってもらったところ少しは良くなった。落語が下手な時には膝の痛みもなかったのですが、思うような落語がしゃべれるようになったら、正座出来なくなる。皮肉なもんです。」
なるほど・・・・
コラーゲンの注射のくだりは笑えたのですが、後半の部分です。
人間と言うのは終わりに近づいてきた時、その芸や能力が最高潮を迎える時、失っていくものがあるということなのですね。
私自身はそのような段階にも何も達していないので心配をする必要もないのですが、人間、皮肉なものです。
一芸に達するにはそこまでの鍛錬が必要なのでしょうね。
志の輔さんがもし高座で座れなくなったらどうするのでしょう?
立ったままするのでしょうか?
そのようにして高座をしてる人を観たり聞いたりしたことはありません。
一度か高座を聞かれた方は私と同じように思われるとは思いますが、志の輔さんの落語は本当に素晴らしいと思います。
時折富山弁でしゃべってくれ(新湊弁かもしれませんが)、富山の人には本当に親しみのある一流の落語家です。
それが聞けなくなるとしたらさみしいものがあります。
人口関節にする手もありますが、それにすると110度までしか曲げることが出来ず、正座することは無理です。
是非とも「コラーゲン」を打ち続けて? 高座に上がり続けてほしいものです。
[0回]
PR