先週末、土曜日に私が最初に努めた会社の「同期会」を行いました。
きっかけは、年賀状のやり取りで、毎年、「みんなで飲もう」ということを書いてあったことでした。
しかしながら、なかなか実行できないものです。
同期の方で、社内恋愛をして結婚した後、菓子職人になった夫婦がおります。
菓子何処「あん」という和菓子さんを新湊でやっています。
あんこが上品な甘さで、私はいつも内祝いなどでお世話になっていますが、送った人にもいつも喜ばれています。
その夫婦に、昨年末から、「来年の6月第2週の土曜日にやろう」ということで話をしていました。
私は、大学を卒業して本当は、医療機器のテルモに行く予定でした。
それが、どういうわけか、高岡の税理士さんが作ったコンピュータ会社に就職してしまったのです。
その会社は、高岡地区の有名な企業が出資し、その当時としては画期的な公衆回線を使用した「月次決算経営」を目指した会社でした。
しかしながら、使用に耐え得られるようなシステムではなく、失敗。
当時の同期人たちは、次々と退社していきました。
そのメンバーの中で今回は7名が参加しました。
25年ぶりの再会を果たした方もおられました。
月日が流れ、さまざまな企業のお偉い人になったり、私のように会社経営をしていても、その当時の力関係?にすぐ戻れるものです。
高い理想に燃え、この会社を引っ張って行こうと燃えていたころの同期は、心が通じ、大変心地良い時間を過ごすことができました。
いま、思えば、その当時に同僚とさまざまな話をし、人生や、仕事、上司との関係を語り合ったことが、今に生かされているのかも知れません。
その当時おられた、松本さんという、美しい女性がおられました。
結婚されて、子供も2人いらっやったと思います。
その方から私に言われた言葉を紹介いたします。
「あなたは、人で絶対に苦労しないでしょう。周りの人たちがあなたを助けてくれます」
その方は、残念ながら約20年前に白血病で亡くなってしまいました。
私に取りましてはこの言葉が、その方の「遺言」だったように思えてなりません。
その言葉を心のよろどころにし、苦労も乗り越えてきました。
松下幸之助さんがおっしゃる「経営者にとって一番大切なことは、みんなに愛されることだ」
ということを、この女性は教えてくれたのかもしれません。
参加した人は、その女性のことを思い出し、前進していく勇気をいただいたような気がします。
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