昨日,STAP細胞の研究者の小保方晴子さんの記者会見がありましたね。
午後1時から始まって3時半ごろまでの長い会見で、明らかになったことは多くありますが、いまだになぞの部分もある会見となりました。
私が一番注目していたのは、若さゆえの未熟な論文だったのか?それともそもそもSTAP細胞そのものがこの世に存在しないのかという点でした。
本人が200回以上もその現象を確認しているという発言があり、また、その現象の確立や条件に関しては今後の研究課題であるとおっしゃっておられ、この発言を聞く限りにおいては「ある」と言わざるおえないと思います。
「ある」のだけれども「常時確認できない」というジレンマが彼女を苦しめ、より鮮明な画像を使用したり、捏造といわれることをしたのではないでしょうか?
今回の例では、若い研究者の未熟さを指導者、つまり上司が適切に指導しきれないまま論文発表までもってこさせてしまったことが一番の問題のように思えます。
自分自身を振り返ってみると、30歳そこそこの人間は、社会のことが少しだけ理解した大人で、独り立ちした立派な人間ではなかったと思います。
世間をなめくさり、自分が一番だと思っていたころだと思います。
私が小保方さんの年齢のときに、こんな注目を浴びて、大勢の報道陣がその一字一句を漏らさす、その裏にある意図まで読もうとしてるあの場所で、あのように立派に発言できることはできません。
事前に弁護士と打ち合わせをしていたとは言え、理研や共同研究者への配慮も忘れず、すべてが自分に責任があるということを、世間にアピールできたことは、今回の会見は成功したといえるのではないでしょうか?
今回の会見の会場費は小保方さんが負担したようですね?
この辺で詰問のようなことをすることを止め、STAP細胞が今後、世の中の役に立つ研究になるよう、応援すべきではないでしょうか?
女性だから、かわいいからという判断も止め、難病に苦しむ人たちの役に立つ医療の道につながっていくことを希望します。
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