先日、富山経済同友会主催の講演を聞きました。
講師の方は、「橘・フクシマ・咲江」さんでした。
この方は、経済同友会副代表幹事をされており、本業は「Global Advisors Inc」の代表取締役です。
企業の人材(人財とおっしゃっておられました)組織に関するグローバル化に向けてのコンサルティングをされています。
http://www.gandsga.co.jp/company/index.html
講演の中で気になってのは、「日本の大学生を含む若者がアメリカへの留学をしなくなってきている傾向にある」ということでした。
中国、韓国、インドは右肩上がりで留学生を伸ばしているのですが、日本は下がりっぱなし。
背景には、「日本の企業は留学生を優先して採用しようという傾向が他の国より低い」ことを挙げておられました。
留学するということは、一般的な大学生から1年以上遅れてしまい、就職活動の企業訪問でも不利な点が多くなります。
グリーバルな人財を企業の中で育てることは、日本の国内経済成長に支えられていた企業が、今やアジア諸国の経済成長に頼る構図の中では必須のことだと思います。
この小さな富山の経済圏でも多くの中小企業が中国、東南アジアへ進出しています。
「入社後に育てればいいじゃないか?」という考えもあります。
事実、味の素などでは必ず一度は東南アジア勤務をさせるというようにしているそうですから、グローバルに進出をしている企業では言うまでもありません。
留学にはお金もかかります。
それがネックになっていることも事実でしょう。
しかし、現在の世界の中の日本の状況を考えると橘さんがおっしゃっているように「グローバル・リーダー」が求められていることは事実です。
若者よ、内向きな考え方を捨てて、外に出よう!!
いま、日本は「2回目の開国」の時を迎えています。
幕末から明治にかけては若者が活躍し、世の中を変革していきました。
いまがその時と同じ状況に置かれているかもしれません。
と、言いたくなるぐらい聞き入ってしまった講演会でした。
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